名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

「中耕除草機」で田んぼの草取り

2011年06月15日 | セカンドルーム

 

昨日は、西の空を茜色に染めて夕日が沈んでいった。
秋の夕焼けほど透き通った鮮やかさは無いが、田んぼも水路も赤く染める風景は、ドラマのシーンのように印象的だ。

今日は薄日はさすが、それほど暑くはならないようなので、近所の人から使わなくなった「中耕除草機」を借りて田んぼの草取りをすることにした。
1条引きのこの機械は、2輪のドラムに前輪は30本、後輪に24本の鉄の爪が付いていて、押したり引いたりしながら草を取っていく。


機械を引くと15センチほどの鉄の爪が草をかき取り、前へ押すとかき取った草を泥の中に埋め込んでいく。
この機械は優れもので、草を取ると同時に泥を天地返ししながら、有毒ガスを除去し酸素を供給して、丈夫な稲を育ててくれる。

 3分の1ほど終わった


それ以外にも泥を攪拌することで、太陽熱を吸収し水田の温度を上げて稲の生育にも役立つ。

 草を取った後の田


泥をかき混ぜながら、3歩進んで2歩下がる作業は根気の要る仕事で、終わった時は腕に力が入らなくなってしまった。

 草のない美田


田んぼジムの筋トレは、365歩のマーチを口ずさみながら、午前中の4時間で条間の草取りは終了した。

むかしは、田植えが終わると男たちは、仕事を求めて出稼ぎ行った。
その間の野良仕事は、おばあさんやお嫁さんが主役で、日の出から夕暮れまで草取りに励んだといわれる。
当時は、手で抜き取ったり泥の中へねじ込んだりしていたので時間が掛かり、一番草を取り終わった頃には、前に取った田の二番草取りが始まる。
三番、四番草と美田を競いながら、女たちの草との戦いは収穫の時まで続いた。
そんな時に出現した「中耕除草機」は、過酷な作業を軽減し、稲の生育にも効果があるので、全国の農家に普及して行った。
その後、農薬の普及によって除草機を使う人の姿は田んぼから消え、今は無農薬にこだわった米作りをする人や、除草剤の耐性が出来た草を取る時に使われる程度である。
高齢者によって支えられている米作りは、効率の良い農業機械や農薬によって支えられている。

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名古屋から高山へ

2011年06月14日 | セカンドルーム

 

今朝、名古屋を出て、高山へ戻ってきた。
東海北陸道を郡上八幡ICで下りて、「せせらぎ街道」を走ってきたが、まわりの風景は初夏の装いに変わっていた。


峠の池は木々の緑で染まり、神秘的な姿を見せてくれた。


家に着いて田畑を見回ってきたが、異常は無く順調に育っていた。


田んぼの稲もよく育っていたが、雑草も負けずにびっしりと生えている。
ぼつぼつ一回目の草取りをしないと、すぐに手に負えなくなるほどはびこってしまう。
大きい草は抜き取り、無数に生えている小さい草は泥の中にねじ込んでいくのだが、炎天下の作業は結構こたえる。
今年も条間の草は、手押し除草機を使い、株間は手作業ですることにしよう。


畑の苗も丈夫に育っているようで、どれも一回り大きくなっていたが、雑草も同じように目立っていた。
今の時期は、ほんの数日でも留守にすると、その分仕事のしわ寄せは大きい。

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名古屋の一日

2011年06月13日 | セカンドルーム

 

今日の名古屋は、晴れ時々曇りで、梅雨時らしい蒸し暑さになった。


名古屋にいる時は、ユキ(柴犬)を近くの白川公園に連れて行くが、楽しそうに遊んでいるワンちゃんたちを、遠くから眺めるだけである。


未だに自分を犬と思っていないのか、近づくと敵意をむき出しにするので、側へ行かないようにしている。


小さい子供には、表情を和らげて、お互いに緊張することもなく、良い関係を保てるようになった。
柴犬は、主従関係や序列に敏感で、孫には優位に立っていることを自覚して、優しく対応するようになった。

今日は、もと会社OB会の支部の会合があったので出席してきた。
先日行われたOB連合会の事業報告を聞き、それに伴う支部活動の内容などについて話し合った。
OB会支部は、全国に6地区あって、出身地やの勤務地などを基準にして、所属する地区を選んでいる。
会員数は全国で3.300名ほどいるが、退会者より入会者が多いので、年々増えていく。
100歳を越す会員もいるので、高齢化社会を象徴するような組織かもしれない。
最近は定年退職者の、おおよそ半分ほどしか入会しないようだが、昔の仕事仲間や会社と関わりなく、マイペースでセカンドライフを楽しむ人も増えていくようだ。
世間との関わりが薄くなっていく中で、半生を過ごした会社の仲間と、退職後もサークル活動や親睦旅行を楽しめるのは、幸せなことだと思っている。

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名古屋へ

2011年06月12日 | セカンドルーム

 

先日、丸太の玉切りをしたので、太い木を斧で割り、細い枝と一緒に薪置き場へ運んだ。

時間を掛けた割にはいくらも積み上がらなかったが、これから少しずつ貯まっていくので楽しみだ。
田畑を見回り、田の水をいっぱいにしてから名古屋へ向かった。孫たちへのおみやげ用に、発泡スチロールの箱に植えたミニ田んぼ2箱を積み込んだ。

今日は、フルに高速道路を走り、中部縦貫道の高山ICから、東海北陸道を一宮IC経由で、名古屋高速の明道町出口で下りた。


休憩は、ドッグランのあるひるがの高原SAと、長良川SAでとった。
ユキは、犬同士の触れ合いが無いままに育ったので、ほかに犬がいる時は中に放すことはできない。
狭い車内で窮屈な思いをしたので、気ままに遊んでリラックスできたようだ。
 
夕方には、さっそく二家族が遊びに来たので、一緒ににぎやかな食事をした。
いつもは一人でぼそぼそと食べているが、今夜はご馳走がどこへ入ったか分からないような状態だった。
小さな子供たちは、元気よく飛び回るので、後を追うだけでも疲れてしまう。
少ない機会なので無理して付き合ってしまうが、疲れを知らない孫たちの相手は、たまにが良さそうだ。

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杉の「巻き枯らし」

2011年06月11日 | セカンドルーム

 

昨夜来の激しい雨も、朝方になってようやく止んだ。
雨上がりの田んぼの中は賑やかで、水面をアメンボが泳ぎ、水中にはイモリやオタマジャクシがいっぱい泳いでいる。


数え切れないほどの小さなおたまじゃくしは、大半がイモリなどに食べられて、蛙になるのはごく僅かしかいない。
稲の害虫をたくさん食べて大きくなった蛙は、蛇やイタチの餌になる。
生まれた時から呉越同舟は辛い話だが、自然界では敵味方の背中合わせは当たり前の姿だ。  厳しい自然界の掟を見ていると、おたまじゃくしに生まれなくて良かったとつくづく思う反面、最近の人間界は弱肉強食の傾向が強くなったように思えてならない。

畑の上の杉の木がずいぶん伸びて、日差しを遮ったり風通しを悪くしているので、込み入っている木を伐採することにした。
今の時期は木が盛んに水を吸い上げているので、含水率が高くて重いし、運搬も大変で用材としても利用し難い。
すぐに木材の必要もないので、「巻き枯らし」をすることにした。


これは近所の人に教わった方法で、ナタを使って樹皮と形成層の部分を帯状に剥いて、木を枯らす方法である。
養分や水分の吸収が止まった木は、残った水分を放出して枯れていく。
その後に伐採すれば、運ぶにも軽くて楽だし、乾燥する手間も省ける。
最近は間伐作業の人手が足りないことや、間伐材が売れないため、手間の掛からない「巻き枯らし」で間引くケースが増えているようだ。
枯死するまでに時間がかかり、そこが害虫の温床になるという問題も生じている。
間伐材の有効利用がされるまで、帯を解かれた哀れな姿を晒すことになる。

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梅雨に咲く花

2011年06月10日 | セカンドルーム

 

どんよりとした梅雨空から、今にも雨が降りそうな一日であったが、夕方まで雨の気配はなかった。
人には不快に感じる梅雨時の蒸し暑さは、野山の植物や畑の作物にはプラスになるようで、生育が目に見えるようだ。
毎日、田んぼへ通う農道の脇には、初夏の花が次々に咲いて、目を楽しませてくれる。
睡蓮やあやめ、アジサイに加えて、今朝は牡丹が開花していた。

その脇では、つゆ草が涼しげに咲き、上を見上げると栃の木も白い花をつけている。


畑の野菜も花が咲き始めて、トマトは2段目も開花し、小さな実もつけていた。


ナスも丈はまだ低いが、紫色の花がかわいらしい。

 

 スイカ

 メロン


スイカとメロンも最初の花が開き、これから次々と黄色い花が増えていくいくことだろう。
ミツバチや蝶々も飛び回り、受粉の手伝いをしてくれる。


裏山の草刈りをする前に、行者にんにくや笹ゆりが自生している場所の回りだけを鎌で刈って、印をつけておいた。
以前、草刈機を使っていた時に、刈り草から強いにんにく臭がしたので、調べてみたら行者にんにくまで一緒に刈ってしまった。


今は花が咲いているので間違えることはないが、念のために回りを刈って、見分けがつくようにしておいた。


笹ゆりも、名前のように花が咲く前は笹とそっくりなので、たびたび間違えて刈り払っていた。
いつもの年に比べると、株の数がずいぶん増えている。
イノシシの被害にあわなかったこともあるが、今年は当たり年なのかも知れない。

小さな蕾も付いていたので、間もなく開花して、芳しい香りを放ってくれるだろう。
じめじめしてあまり好きでない梅雨時も、花を見ていると悪くないなと思ったりしている。

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暑い盛りに冬やわい(冬の準備)

2011年06月09日 | セカンドルーム

 

今日は時おり青空が顔を出すこともあったが、蒸し暑い一日だった。


近所の山で間伐をしていたので、広葉樹を分けてもらった。
軽トラで3往復して運んだ木は、ナラが中心で、クリ、ケヤキ、シナなどの広葉樹である。
作業場の前に丸太の山が出来たので、今日から薪ストーブ用の薪作りがスタートした。
来シーズン用の薪は、すでに準備してあり、これから作るのは、その次の冬に使う分である。
1年以上乾燥すれば、煤が少なく火力の強い良い薪が出来る。

間伐は、樹木の成長を促すため、混み合っている木を間引く伐採である。
これによって良材が育ち、下草も生育し易くなり、土砂災害防止にもなる。
木材需要の低迷で、この集落でも山仕事をする人が少なくなり、手入れをしない荒れた山が増えている。
間伐材の需要も少なく、市場に出しても運搬賃にもならないので、山に放置されたままになっていて、やがて腐蝕して土に帰って行く。


間伐が終わった山は木漏れ日が明るく、美しい森に変わっていく。
動物の餌となる木の実や下草が育てば、里の田畑を荒らすことも少なくなるだろう。


薪作りはチェンソーで35センチほどの長さに切り、太い木は斧で適当な大きさに割っていく。

薪置き場は、物置と座敷の軒下に用意してあるので、そこにいっぱい積み上げれば、今シーズンの薪作りは終了する。

 

 
ひ弱な腰をかばいながら、夕方2時間ほど玉切りをしたが、大した量は出来なかった。
玉切り、薪割り、運搬、薪積みと、暑い盛りの冬やわいは、果たしていつ頃終わるだろうか。

 

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飛騨の梅雨はどこへやら

2011年06月08日 | セカンドルーム

 

飛騨地方の梅雨はどこへやら。今日も朝から強い日射しがいっぱい降り注いでいた。
初夏の陽気に誘われて、野山の花々が百花繚乱に咲き誇り、ウグイスやホトトギスも競うようにさえずっている。

 御岳

 乗鞍岳


高い山の残雪も急に減って、夏の装いに変わっていく。
田畑の作物も、つい最近までは夜間の冷え込みが気になっていたが、今は乾燥と日照り対策が必要になってきた。


スイカやメロンのホットキャップを外して焼けを防ぎ、まわりをわらで覆って、つるがマルチに触れないようにした。


キュウリやトマト、ナス、ピーマンなども、わらを敷いて土が乾燥しないように保護をした。
わらは役割が終わると腐蝕して土を肥やし、新しい生物を育ててくれる。
米の副産物のわらやもみ殻、糠などは、昔は生活資材としてなくてはならないものであったが、今は有効に活用されることは少なくなった。
縄やむしろ、俵も、あまり見かけなくなったし、糠で洗顔をしたり、柱や廊下を磨く人もいなくなった。
長く農村の生活文化を支えてきたわらも、便利な農業資材の出現で影が薄くなっていく。

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田んぼの夏草刈り

2011年06月07日 | セカンドルーム

 

昨夜は下呂温泉に一泊して、今日のお昼ごろ家に戻ってきた。
飛騨地方は今日も晴天で、梅雨の中休みが続いている。
満水にして出かけた田んぼは好天続きで、田の底が一部あらわになっていたが、乾いて干割れをするようなことはなかった。
さっそく水を入れて、もとの状態に戻した。

 


温泉へ出かける前に草をきれいに刈り払っておいたので、田んぼ全体がすっきりしている。

 


刈る前は、川側は水が抜けやすいので、マルチを張ってあるが、雑草はそれを覆いかぶさるようにして伸び、山側も通路いっぱいに草で覆われていた。
半日仕事であったが、すべてを刈り払ったので、動物も侵入し難いだろうし、農作業もやり易くなった。
これから何度も草刈をするが、刈り取った草は乾燥して、収穫後の田に漉き込む。
今日もお天気に恵まれ、あちこちから草刈機のエンジン音が聞こえてくるが、草いきれと干草の匂いは、夏の山里の風物詩になっている。

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下呂温泉へ

2011年06月06日 | セカンドルーム
飛騨地方は梅雨の中休みで朝から初夏の陽光が眩しかった。
例によって、午前中は田んぼの畦回りと水源の草刈りをした。
田んぼは、山側が急な崖が迫り、川側ものり面が急勾配で足場が悪い。
山際は岩石が多いので鎌を使い、後は草刈機で刈っていく。
農道を含めて、午前中一杯かかったが、取り敢えず急ぎの場所の草刈りは一通り終った。
連日の草刈りで疲れた訳でもないが、仕事は午前中で切り上げて、下呂温泉に行くことにした。
ここは美人の湯と言われ美肌効果で有名だが、疲労回復と筋肉痛にも効くとも言われている。
一泊して疲れを流して来ます。
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飛騨の端午の節句

2011年06月05日 | セカンドルーム

 

飛騨地方では、端午の節句が6月5日に行われるので、今日まで鯉のぼりが空で泳いでいる。


5月5日には湿地に菖蒲はなかったが、今は緑豊かに茂っている。
端午の節句に菖蒲湯に入るのは全国的な風習で、菖蒲の薬効で無病息災が叶い、厄払いもしてくれるとのことである。
菖蒲はサトイモ科の多年草で、アヤメ科の花菖蒲とは種が違うことを知らなかったが、軸を切って匂いを嗅ぐと違いがわかる。


今夜の風呂に入れる菖蒲と、よもぎを少々刈り取ったが、けがれも落としてくれそうな、芳しい香りが漂ってきた。
子供の頃、菖蒲で鉢巻をすると頭が良くなると言われたことを思い出すが、せめて物忘れが少なくなるように、しっかり巻いてみよう。

昨日で畑の回りの草刈りが終わったので、今日は庭の草を刈ることにした。


何かが潜んでいても分からないほど伸びていたので、刈り払った後は見違えるようにすっきりした。

 


入り口付近も、伸びた草でツツジや芝ザクラが見えなかったが、見通しも良くなった。
今朝も散歩に出かけるときに、突然目の前をムジナが走っていったが、これで我が物顔の振る舞いも無くなるだろう。

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天の恵み

2011年06月04日 | セカンドルーム

 

飛騨地方は、今日も梅雨の晴れ間の爽やかな一日だった。
朝は空気がひんやりとして鳥肌が立ったが、日が高くなると気温も上がり、日差しが気持ちいい。


田植えの後の田んぼは、寒さから苗を守るために少し深めに水を入れている。
水は保温力があるので、寒さで苗が弱ったり、根の張り方が鈍ることがないようにしてくれる。


田の水は蒸発したり、地面や稲が吸収して減るので、朝夕見回りながら、水の管理をするのが日課になっている。


谷から引いている水は、手を長く入れていられないほど冷たいので、水を張るのは気温が上がり始める朝にしている。
天気が好ければ、太陽の光をいっぱい受けて水温が上がり、根が張り苗が逞しく伸びていく。
朝は冷たかった田の水も、夕方にはぬるま湯ほどにもなっていて、天の恵みが実感できる。
これから収穫まで、深水管理や浅水管理、間断灌漑、土用干しなど水の管理がよい米を作る決め手になるので、手を抜くことは出来ない。
米に限らずあらゆる生物は、水とお天道様の恵みで生かされている。

今日も、西の空を赤く染めて夕日が沈んでいった。
明日も天の恵みが期待できそうだ。

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今日の野良仕事

2011年06月03日 | セカンドルーム

 

ようやく爽やかな晴れ間が戻ってきた。


気温も上がって、ユキも地べたの方が気持ち良さそうだ。
雨上がりの野山は生気を取り戻して、瑞々しく輝いている。

 


休耕田のあやめや睡蓮も満開で、鴨が羽を休めていた。

 


裏山の朴の木も、空を隠すほど茂ってきた。
飛騨地方では、朴の若葉を利用して朴葉寿司や朴葉餅を作る家も多い。
朴葉には殺菌作用があって、日持ちがするし、独特の若葉の香りが食欲をそそる。

今日の野良仕事は、腰ほどの高さまで伸びていた畑の山側の草を刈った。
見通しが良くなったので、イノシシも多少警戒をしてくれるだろう。


ポットで育てていたトウモロコシの苗の最後の30本の移植もした。
今年は、3回に分けて合計90本植えたが、順調に行けばお盆の頃には収穫が出来そうだ。
畑の草もとって、久しぶりに気持ちのいい汗をかいて、野良仕事を終えた。

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今日も飛騨は梅雨寒

2011年06月02日 | セカンドルーム

 

今日も昨日同様、雨が降ったり止んだりのすっきりしない一日だった。
昨夜から激しく降っていた雨は、朝方にいったん止んだが、低く垂れ込めた雨雲は去ることなく、すぐに降り始める。
相変わらず気温も低く、夜はストーブを焚いているが、こんなことは今までになかった。
畑の苗も地温が上がらないので、かなり生育が遅れている。


スイカは地面にマルチを張り、ビニールで覆って保温をしているが、移植したときと同じ位の大きさしかない。


絹さやえんどうも、平野部では収穫が始まる時期であるが、まだ支柱にも届かない状態だ。
トマトやナス、キュウリなども同じような状態で、生育がかなり遅れている。

 


田んぼの稲は、太陽の熱で水温が上がって稲が育つのだが、低温の上に日照もないので、何となく弱々しい。


夕方には雨も上がり、一瞬太陽が顔を出して西の山に落ちていった。
明日は待望の陽射しが戻って、生育の遅れを少しは取り戻してくれるだろう。

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スーパークールビズと山里のウォームビズ

2011年06月01日 | セカンドルーム

 

今日から6月。  梅雨時の蒸し暑さはなく、朝の散歩は上着を羽織って出かけた。


夜明けが早くなったので、5時に起きて散歩がてら田畑を見回り、その日の仕事の段取りなどを決めている。


1時間ほどで家に戻ってきたら、冷たい雨が降り出した。
今の時期は、草刈りや苗の移植、支柱立てなど、やる仕事がたくさんある。
雨合羽を着て野良仕事をするほどの根性もないので、山里の雨降りは体を持て余す。

テレビを見ていたら、省エネ対策のスーパークールビズやウルトラクールビズを取り上げていた。
部屋に居ても肌寒いので、実感がわいてこないが、都会のビジネスマンはどんなスタイルで登場すか楽しみだ。
環境省は省エネのため、オフィスではTシャツ、ハーフパンツ、スニーカーでも可としている。
現場では、ビジネスシーンに合わないとか、襟なしは相手に失礼にあたるなど疑問を呈する人や、見た目も涼しそうで良いのではないかなど、賛否は様々なようだ。
現役の頃は、スーツにネクタイ以外のスタイルは考えられなかったが、電力不足をきっかけに、ビジネスマンのファッションが変わっていく。
今までの画一的なスタイルは、内面に関係なく外見でカバーできる面もあったが、これからは着るものによって、その人のセンスや性格を判断されそうでこわい面もある。


山里ファッションは、長袖シャツに長ズボン、長靴が定番で、麦藁帽子か菅笠を被っている。
年中「ウォームビズ」を通しているのは、蜂やマムシ、紫外線を防ぐため、なるべく肌を晒さないようにしている。
それに、野良着は周りの環境に一番溶け込むし、センスや上下も気にすることのない合理的なファッションである。

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