昨夜の雨も止んで、朝日が昇り始めると山に掛かっていた雲も上昇気流に乗って、高い空へ消えていった。
久しぶりの青空は爽やかで、気分まで上昇気流のように昂かまって行く。
午前中の畑仕事は、スイカやメロン、キュウリの整枝と、ナスやトウモロコシ、ピーマンなどのわき芽取りをした。
この時期は苗の成長が著しく、余分な枝やつるがどんどん延びていくので、その都度取っておかないといい実が生らない。
ポットで育てていたインゲンも手ごろな大きさになっていたので、畑に定植した。
まわりの雑草も、野菜の成長とともに伸びていくので、取っても取っても際限がない。
作業は午前中いっぱい掛かったが、軽作業にもかかわらず大汗をかいた。
今日は全国的に高気圧に覆われて、真夏日を記録したところが多いようだが、ここも昨日から急に暑くなった。
それでも、真夏にクーラーや扇風機の必要がないし、夜は窓を閉めるほど気温が下がるので、夏は過ごしやすい。
いまだに冬のままの布団で寝ていたが、昨夜は掛け布団を取ると肌寒いし、掛けると暑いという微妙な気温だった。
今日は夏掛け布団を干したので、今夜からは快適に眠れるだろう。
近所のおばあさんから、「朴葉餅」をいただいた。
飛騨では朴の葉を使った料理が色々あって、朴葉寿司や朴葉味噌は郷土料理として、よく知られている。
朴葉餅は普通の餅を朴の若葉でくるみ、そのまま焼いて食べると、ほんのりと朴葉の香りが漂い、とても香ばしくておいしい。
朴葉には黴や腐敗を防ぐ殺菌効果があるので、食物を包んだり食器代わりに利用されたが、今はラップとかアルミホイールなどが普及して、使う人は少なくなった。