今日は時おり青空が顔を出すこともあったが、蒸し暑い一日だった。
近所の山で間伐をしていたので、広葉樹を分けてもらった。
軽トラで3往復して運んだ木は、ナラが中心で、クリ、ケヤキ、シナなどの広葉樹である。
作業場の前に丸太の山が出来たので、今日から薪ストーブ用の薪作りがスタートした。
来シーズン用の薪は、すでに準備してあり、これから作るのは、その次の冬に使う分である。
1年以上乾燥すれば、煤が少なく火力の強い良い薪が出来る。
間伐は、樹木の成長を促すため、混み合っている木を間引く伐採である。
これによって良材が育ち、下草も生育し易くなり、土砂災害防止にもなる。
木材需要の低迷で、この集落でも山仕事をする人が少なくなり、手入れをしない荒れた山が増えている。
間伐材の需要も少なく、市場に出しても運搬賃にもならないので、山に放置されたままになっていて、やがて腐蝕して土に帰って行く。
間伐が終わった山は木漏れ日が明るく、美しい森に変わっていく。
動物の餌となる木の実や下草が育てば、里の田畑を荒らすことも少なくなるだろう。
薪作りはチェンソーで35センチほどの長さに切り、太い木は斧で適当な大きさに割っていく。
薪置き場は、物置と座敷の軒下に用意してあるので、そこにいっぱい積み上げれば、今シーズンの薪作りは終了する。
ひ弱な腰をかばいながら、夕方2時間ほど玉切りをしたが、大した量は出来なかった。
玉切り、薪割り、運搬、薪積みと、暑い盛りの冬やわいは、果たしていつ頃終わるだろうか。