名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

一仕事終わって十二ケ岳へ

2011年06月17日 | セカンドルーム

  ブナの巨木

昨夜の雨も止んで、朝方はもやが立ち込めていた。
野良仕事をしていたら、雲が切れて久しぶりに青空が広がってきた。
急遽仕事を切り上げ、貴重な梅雨の晴れ間を利用して、十二ケ岳(1.326m)に登ってきた。
この山は、山頂からは12の高い山が眺望できるので、山名が付けられたと言われている。
梅雨時の眺望は無理でも、新緑の山歩きは楽しめると思い、出かけることにした。

期待通り、ナラやブナ、シラカバなどの広葉樹の登山道は、日が遮られて涼しく、木漏れ日が気持ちよかった。


山頂には笹山神社の祠と展望デッキがあるが、残念ながら雲に閉ざされて、高い山は見えなかった。

 御神木のブナ


昔から養蚕や農業の神様として、麓の人々から崇められ、日照りの時は雨乞い神事も行われた。


眼下に、丹生川町や高山の市街地を見下ろし、古川や国府の町が箱庭のように広がっていた。

 分岐点の峠


山頂を東へいったん下って登り直すと、前方が開けて薬師岳から槍・穂高、乗鞍までの大パノラマが楽しめるが、ここも眺望は利かなかった。


途中の原生林のブナの巨木が、天を衝く姿は堂々としていた。


幹には熊の爪あとも残っていたので、鈴を鳴らして安曇節を大声で歌いながら通り過ぎた。
2年前の秋に、ここで熊を目撃したことがあったので、藪が風でざわめいただけでドキッとする。

 

 

 

 

 

 

 

 林道との出合地点

山頂の拝殿で弁当を食べ、早い時間に無事下山することが出来た。

実は、温泉へ行くのが今日の目的で、それなら山で汗をかいた後に、ゆっくり風呂を楽しもうと出かけた。
麓の折敷地にある「恵比寿の湯」へ寄ったところ、あいにく第1と第3金曜日が定休日となっていた。
楽しみが一つ減ってしまったが、まずまずのお天気で、森林浴も堪能できたので、いい一日ではあった。

コメント (4)
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