大相撲名古屋場所は、写真の横綱照ノ富士の10回目の優勝に終わりました。もっとも、今回の優勝は照ノ富士にとってはかなり冷や汗をかかされた優勝で、13日目で星の差2つと断然有利な状況にいながら、隆の勝の押しに屈して1差に追い上げられています。しかも、千秋楽でも琴桜に敗れ、まさかの決定戦に持ち込まれています。
その決定戦は、本割で2連敗した照ノ富士の状態がどうかとも思えましたが、隆の勝が今回は押しでなくもろ差しを狙ってきました。そのため、照ノ富士の巻き替えがうまくはまって、右からのすくい投げを打ちながら左上手を引いたことで優位に立ち、横綱として同じ相手には2度は負けないところを見せました。本人が常々目標と語っていた、二桁の優勝回数を、ついに実現することができました。
隆の勝は決定戦に敗れ優勝はならなかったものの、今場所の主役は間違いなく彼でした。結婚が一つのきっかけだったようで、番付的にも前頭6枚目と上位戦が組まれにくい番付だったことも彼には幸いしました。もともとは関脇の経験もある実力者ですが、ここのところ上位では跳ね返されていました。今回の12勝で、来場所は前頭筆頭くらいまで番付を上げそうです。
また、大関貴景勝が5勝10敗と負け越し、2場所連続の負け越しとなって関脇に陥落します。本人は「弱い者は落ちる」と言い訳は一切しませんでしたが、持病の首の状態は決して良くないのでしょう。来場所、10勝を挙げれば大関復帰ができますが、今場所は前に落ちる相撲が多く状況は厳しそうです。まだ27歳と若いので、このオフは懸命の治療に充てて再起を目指すのでしょう。
三役を巡る争いでは、阿炎が8勝7敗、大の里が9勝6敗、霧島が8勝7敗で関脇を守りました。貴景勝が関脇に下がってくるので関脇は4人になります。関脇をこれ以上増やすことはなさそうです。そうなると、小結も大栄翔が8勝7敗、平戸海が10勝5敗と勝ち越しているので、隆の勝の成績は見事ですが三役に枠がなく、上がらなそうなのは不運です。
下位では、膝のじん帯再建手術から復帰して再入幕した、若隆景が11勝4敗の好成績を挙げました。優勝経験もあり、大関候補とまで呼ばれた若隆景も、手術の影響で幕下から再起を目指しました。今場所の相撲を見ると安定感が戻ってきており、また関脇を狙える可能性もあるのではと期待しています。
その決定戦は、本割で2連敗した照ノ富士の状態がどうかとも思えましたが、隆の勝が今回は押しでなくもろ差しを狙ってきました。そのため、照ノ富士の巻き替えがうまくはまって、右からのすくい投げを打ちながら左上手を引いたことで優位に立ち、横綱として同じ相手には2度は負けないところを見せました。本人が常々目標と語っていた、二桁の優勝回数を、ついに実現することができました。
隆の勝は決定戦に敗れ優勝はならなかったものの、今場所の主役は間違いなく彼でした。結婚が一つのきっかけだったようで、番付的にも前頭6枚目と上位戦が組まれにくい番付だったことも彼には幸いしました。もともとは関脇の経験もある実力者ですが、ここのところ上位では跳ね返されていました。今回の12勝で、来場所は前頭筆頭くらいまで番付を上げそうです。
また、大関貴景勝が5勝10敗と負け越し、2場所連続の負け越しとなって関脇に陥落します。本人は「弱い者は落ちる」と言い訳は一切しませんでしたが、持病の首の状態は決して良くないのでしょう。来場所、10勝を挙げれば大関復帰ができますが、今場所は前に落ちる相撲が多く状況は厳しそうです。まだ27歳と若いので、このオフは懸命の治療に充てて再起を目指すのでしょう。
三役を巡る争いでは、阿炎が8勝7敗、大の里が9勝6敗、霧島が8勝7敗で関脇を守りました。貴景勝が関脇に下がってくるので関脇は4人になります。関脇をこれ以上増やすことはなさそうです。そうなると、小結も大栄翔が8勝7敗、平戸海が10勝5敗と勝ち越しているので、隆の勝の成績は見事ですが三役に枠がなく、上がらなそうなのは不運です。
下位では、膝のじん帯再建手術から復帰して再入幕した、若隆景が11勝4敗の好成績を挙げました。優勝経験もあり、大関候補とまで呼ばれた若隆景も、手術の影響で幕下から再起を目指しました。今場所の相撲を見ると安定感が戻ってきており、また関脇を狙える可能性もあるのではと期待しています。