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思い出の「シュートスピード」(ワシントン)

2006-11-03 21:57:22 | 浦和レッズ
本来ならナビスコ杯決勝の生観戦レポートを書く予定だったのですが、無情の休日出勤でした。そのため、今日はワシントンについて思い出話を少々。

ワシントンと言えば、一つJリーグ入り以前の思い出があります。それは2001年のコンフェデ杯の調整試合として組まれた、ブラジル代表対東京V戦(味スタ)です。ワシントンは当時はブラジル代表の一員として来日していました。しかし、コンフェデ杯のブラジル代表は、実質B代表で、知っていた選手はフランスリーグ得点王の経験があるソニー・アンデルソンただ一人でした。

この東京V戦にソニー・アンデルソンはスタメンで出場しましたが、明らかに調整不足でほとんどボールに触れませんでした。このソニー・アンデルソンの不調が効いて、前半は0-0で折り返しました。ブラジル代表を生で見られるからという理由で味スタまで行った私にとっては、こんなブラジル代表では時間の無駄だと思えました。

しかし、そんな試合を変えてくれたのが、ソニー・アンデルソンに代わって途中出場したワシントンでした。後半の開始直後に、左サイドからの低いクロスを、右足で豪快にたたき込んだシュートは、いつかJリーグで見てみたい選手という印象を残しました。

そんな私の希望がかなうには時間がかかりました。ワシントンが心臓の手術をして、トップコンディションに戻るまでにしばらく時間が必要だったからです。ワシントンがようやくJリーグ入りしたのは、昨年でチームは東京Vでした。

浦和戦ではあまり活躍しなかったので、浦和サポで加入以前のワシントンの活躍を知っている人は少ないですが、大宮サッカー場で豪快なシュートを見せたのが記憶にあります。ただ、昨年の浦和はワシントンを封じる方法を発見したような守り方をしていました。それは、あまり下がってくる選手ではないので、パスの出し所を消してしまえば、ワシントンは試合の流れから消えてしまうことでした。

それを知っていたので、浦和にワシントンが加入するというニュースを知ったとき、本当に当時天皇杯でゴールラッシュ中だったマリッチ以上の活躍ができるのかと疑問に思いました。しかし、その理由は浦和の中盤が東京Vの中盤を上回るパスを出せる自信があるからだと気付きました。

また、ワシントン自身も豪快なシュートだけでなく、ドリブルなどの個人技も見せて浦和のゴールパターンの増加に貢献しました。もう今では誰もマリッチの方が上とは言わないでしょう。
コメント (2)
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