Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

満塁に強い(中村剛也)

2019-09-08 21:59:26 | 他スポーツ
今日の西武のビジター、楽天戦は3-2で辛勝できました。辛勝を重ねて粘るのが辻野球ですが、今日の試合でも先制の2塁打を放った中村剛也選手を取り上げます。今の西武打線は、夏場の山川穂高選手の不調で組み替えられており、元4番のベテラン中村が久しぶりに4番に復帰しています。この打順変更も、現時点では当たっており、中村の打点数が現在118とどんどん増えていく好循環になっています。

中村といえば、一つのプロ野球記録を持っています。それは満塁ホームランの数で、通算20本はあの王貞治氏(15本)を上回るほどです。その中村の満塁ホームランが、1週間で2度出た西武は、今回の6連戦を5勝1敗の好成績で乗り切れました。もちろん、中村が打点を稼げるのは、状況によって安打を狙う打撃もできるからです。

今日の試合でも、1死1,2塁のチャンスに安打狙いの打撃をして、見事に2塁打を放って源田と森を本塁に還しています。その打撃は無理に力が入っておらず、傍から見ると軽く打っているかのように見えます。本塁打を打つことに関しては天才的なテクニックを持っており、本人も「7割の力でスタンドに運べる」とコメントするほどです。

今の西武打線は、スイングスピードの森と山川、力の外崎と売り物がわかりやすい選手が多いですが、中村の場合は「技術」とわかりにくい売り物です。それでも、序盤戦で2割そこそこの打率ながら我慢して起用した辻監督に応え、今や7番に下げられた山川の代役以上の活躍ぶりです。このままだと、今季は山川が4番に戻ることはなさそうに思えるほどです。

ここまで来たら打点王は本気で狙って欲しいです。本人は個人タイトルへのこだわりはなく、「チームが勝てばいい」という考え方ですが、36歳にしてここまでの打撃ができるのは今季最大の「発見」でした。このまま、是非ともCSでも活躍し、チームを日本シリーズに導いて欲しいものです。
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前半がチャンスだった(9/8ルヴァン杯鹿島対浦和)

2019-09-08 21:28:59 | 浦和レッズ
今日のルヴァン杯鹿島対浦和は、2-2の引き分けに終わり、トータルスコアで4-5と劣った浦和は準々決勝敗退となりました。大槻監督のメンバー選考が最初のポイントでしたが、勝てる可能性はあると見て、疲れているはずの槙野、武藤、興梠などを思い切ってスタメンで起用してきました。あとは、鹿島が1点リードを変に意識して、攻めるか守るか中途半端になればチャンスはありました。

その展開には、なりました。前半の鹿島が思うように動けず、4-4-2で自陣にブロックを作る形を意識し過ぎて、前からまったく取りに来ない展開が続きました。最低でも、この鹿島が動けないうちに1点を入れておくのは必要でしたが、そのゴールは興梠の右クロスをエベルトンが合わせたゴールで実現しました。

また、汰木の左アウトサイド起用も大槻監督の打った賭けの一つでした。鹿島は汰木を意識して、右MFのセルジーニョが汰木をマークする格好になります。汰木は岩波からのサイドチェンジを何度か受けて起点になり、セルジーニョが守備に回ったことで鹿島のカウンターで走る人数が足りない状況を作れました。

結果的には、この押していた前半で2点目が取れなかったことが響きました。鹿島の大岩監督は後半に修正の手を打ち、セルジーニョの位置を前目にして、前に2トップとセルジーニョの合計3枚を残すようにしてきました。これで浦和もカウンターを警戒せざるを得なくなり、あれほど押していた前半の展開は続きませんでした。

もっと痛かったのは、後半頭の興梠の負傷交代です。うまくカウンターがつながって、ゴール前でフリーだった興梠の足に、相手DFブエノの足が入りました。これで興梠は右足首を捻挫した様子で、試合終了後即病院に行かなかったところを見ると骨折などではなさそうですが、試合続行は不可能になりファブリシオと交代することになります。浦和のカウンター主体の攻めには興梠が必要だったので痛かった結果になりました。

最後は、荻原のクロスを関根が頭で合わせて2点目を入れて2-1と再び勝ち越す意地も見せましたが、無理に前にかかったところをカウンターで仕留められて2-2の同点となり、浦和のルヴァン杯への挑戦は終わりました。前向きになるとすれば、鹿島とこれだけの試合ができたのだから残留争いは問題ない、そういう方向にチームが向かうしか希望はありません。
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