Kobby loves 埼玉&レッズ

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鳥栖戦マニアック分析

2022-10-10 21:27:29 | 浦和レッズ
前半戦、うまく行っているのは1点リードの浦和の方なので、浦和としては出場時間に制限があるであろうリンセンが出ている間に2点目を入れて、そこから逃げ切りの交代を打っていきたいところです。動くとすれば鳥栖の方ですが、鳥栖の川井監督はハーフタイムでは動いてきませんでした。浦和はリンセンとユンカーのところにボールが入れば攻撃が組み立てられるというところを拠り所にしたいでしょう。

意外にも、それとは違うところからゲームは動きました。相手がDF原田にバックパスをしたプレーからでした。原田にプレスに行った小泉は相手のパスを読んで奪い取り、そこから入れ替わってゴール前にフリーでドリブルして、シュートを決めて浦和は狙い通りの2点リードを奪うことができました。原田のミスというよりは、プレッシャーがかかるところにバックパスをしたのがミスでした。

これでもう動くしかない鳥栖は、選手を一気に3人入れ替え、宮代の1トップ、トップ下に小野裕二、トップ下の菊地をボランチに下げて藤田とダブルボランチという形に変えてきました。このトップ下の小野裕二がアクセントになります。ベルギーリーグでもプレー経験のあるベテランの小野が入ったことで、小野が縦に走りながらボールを引き出す動きを見せ始めます。

流れが変わったことで、意外な形から鳥栖は1点を返します。DFラインからのロングボールで、浦和のオフサイドラインを抜け出され、フリーになった宮代のゴールで、あっけないようにも見える追撃弾でした。それからは、前に行きたい鳥栖と、カウンターで対抗する浦和との走り合いになってきます。そのカウンターからは、途中出場の松尾が2度、フリーでシュートするビッグチャンスを迎えますが、1本目は相手GK朴に止められ、2本目はポストに当ててノーゴールに終わりました。

リンセンは60分で代わりましたが、ユンカーと松尾の2トップが繰り出すカウンターも相手にとっては脅威で、浦和としては一方的に押し込まれる最悪の事態は迎えずに済みました。最後は鳥栖がサイドに拠点を作ってクロスで攻めましたが、辛くもしのぎ切った浦和は2-1で逃げ切ることに成功しました。もちろん、鳥栖の最後の攻勢は課題ですが、前にボールを入れて攻撃するという、勝つための形はできてきた印象があります。

あとは、2トップになったときに、相手ボランチにさばかれたときにどうするかです。この日は打ち合いを選んだことで成功しましたが、もし少ないスコアを守りに行く展開なら、戦い方も変えることになるでしょう。その切り替えは、ロドリゲス監督次第ですね。





















































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ACミラン対ユベントス

2022-10-10 15:09:20 | ワールドサッカー
3連休のワールドサッカー、テレビ行脚は3戦目のACミラン対ユベントスです。ミランは昨年セリエA優勝で、対するユベントスは9連覇の時期もあったもののここ2年は優勝できていません。会場はホームのサンシーロスタジアムでミランは勝ちたいところでしたが、序盤はユベントスがうまく戦いました。両チームとも、ジルー(ミラン)、ブラホビッチ(ユベントス)とポストプレーヤーのFWを持つチームで、チームカラーは似ています。

もっとも、戦術的にはユベントスは4-4-2、ミランは4-3-3と微妙に違います。ユベントスは序盤、ブラホビッチにうまくボールを収めながら、もう一人のFWミリクが前後に動いてボールを受け、サイドも右のクアドラードはドリブル、左のコスティッチはボランチのラビオと入れ替わりながら縦関係を作って、パスコースを増やすことができていました。

これに対し、ミランはサイドFWのディアス、レオンのところには入れられましたが、なかなかジルーにボールを通せず、遠目からシュートを打ちながらも決まらない展開です。その流れが変わったのはセットプレーでした。前半41分、ミランボールのCKから、ユベントスに一旦はクリアされたもののミドルシュートがDFトモリのところに跳ね返り、トモリは技ありの左足ボレーシュートを決めてミランが1点を先制します。

ユベントスは後半頭から、クアドラードを下げてマッケニーを入れて攻撃的MFに置きます。サイドに回しながらブラホビッチを使いたいユベントスでしたが、そのブラホビッチのポストプレーからのバックパスがミスになり、これを拾ったディアスがCBボヌッチを抜いたプレーが効いて、DFブレーメルが追ったものの先にシュートしたディアスの一撃が決まって、ミランは決定的な2点差をつけます。

これで、ユベントスは交代枠を一気に使って流れを変えに行かざるを得ず、ロカテッリ、コスティッチを下げてパレデス(写真左)とミレッティを入れてきます。もっとも、2点リードで余裕ができたミランはそのミレッティのところを狙って取りに行き、ユベントスは前にボールを入れられなくなって強引に遠目から打たざるを得なくなります。パレデスはアンカーに入り、時には最終ラインをサポートしながら前にボールを入れる役割でした。

試合は、そのまま2-0でミランの勝利に終わりました。ここ1年、忙しくてワールドサッカーはご無沙汰でしたが、だいぶ勢力図は変わっていてまたついていくのは大変と感じました。それでもW杯があるので、一気に世界のスーパースターのプレーを見て、また元気を出そうと思っています。
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ヘタフェ対Rマドリード

2022-10-10 11:07:07 | ワールドサッカー

10月16日のクラシコを前に、Rマドリードの試合を見ておこうと、ヘタフェ対Rマドリードのビデオを見ていました。Rマドリードは名将のアンチェロッティ監督が率いており、4-3-3の布陣でアンカーのチュアメニが守りを固め、右MFのモドリッチがさばいてゲームを組み立ててきました。左サイドは若手MFカマヴィンガがドリブルで仕掛け、サイドFWのヴィニシウス(写真)が相手守備陣に仕掛ける攻めが主体でした。

先制点は前半4分にRマドリードに入ります。CKから、ミリトンがニアサイドで得意なヘディングで競り勝ち、ヘタフェゴールに突き刺して1-0とリードします。ミリトンはブラジル代表として来日しており、そのときにフィジカルの強さで日本FW古橋に何もさせませんでした。また、スピードもあり、試合途中で右SBに回しても適用できる強味もあり、なるほどこのレベルならRマドリードのレギュラーCBになれるのだなと納得です。

Rマドリードは公式には3トップの発表でしたが、右FWバルベルデが守備を意識してMF気味のポジションを取っており、右サイドはモドリッチやSBのカルバハルが仕掛ける場面もありました。また、CFのロドリゴは173cmと上背はさほどないので、クロスを放り込むと合わない傾向もありましたが、この試合はCFのレギュラーのベンゼマに休養を与える意味もあったので、サイドを攻めて点を取ろうとする意図に思えました。

これに対し、ヘタフェも明確なゲームプランを持って試合に入ってきました。ヘタフェは5-3-2で中央を固めて、Rマドリードの攻めをブロックの外側に限定させようという狙いでした。また、ヘタフェはDFラインを揃えて高い位置にラインを引いており、Rマドリードの中盤でパスをカットしてからの速攻が狙いでした。この攻めに王者Rマドリードといえど、押し込まれて苦しい場面も作られました。

Rマドリードはヴィニシウスがドリブルで仕掛け、相手DFに倒されて一旦はPKの判定になりますが、VARの結果ドリブルの途中でタッチラインを割っていたという判定になりPKは取り消されます。また、カマヴィンガに代わって投入されたアセンシオが長い距離をドリブルで仕掛けて見せ場も作りましたが、ゴールは割れず、試合はそのまま1-0でアウェイのRマドリードの勝利に終わりました。

この試合は、Rマドリードにしては苦戦したゲームでしょう。それでも、圧倒的にゲームを支配したのはRマドリードで、チーム状態としては悪くないのだろうとは思えました。1位バルサ、2位レアルと首位攻防戦になった、今回のクラシコは面白い試合になりそうです。


RマドリードDFミリトン(写真左)
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リバプール対ブライトン

2022-10-10 11:03:06 | ワールドサッカー

DAZNで、イングランド・プレミアリーグのリバプール対ブライトンの映像が手に入りました。最終スコアは3-3の引き分けに終わりました。今季、リバプールは10位と出遅れており、そのチーム状態がわかればと思って見ていました。この日、リバプールは左SBのロバートソンが欠場しており、代役にツィミカスが出場していました。

リバプールが相手にカウンターを受けた際に、セカンドボールを相手に拾われる場面が二度続いたことで、相手FWトロサールにフリーでボールが渡り、同じような形でトロサールに2点を決められます。前半17分で2点ビハインドはかなり厳しい展開ですが、次第にリバプールらしい、スピードを生かした攻撃のパターンが現れ始めます。

リバプールの縦パスに、サラーがDFラインギリギリの位置で抜け出し、折り返しをフィルミーノが合わせてリバプールが1点を返します。この場面はサラーがオフサイドかどうかでVARとなりますが、ゴールは認められました。4-3-3のリバプールは、どうしても3枚のMFのところでボールを奪われると厳しく、パスコースが確保できないことがその苦戦の要因かなと思えました。

それでも、ホームのアンフィールドで戦うリバプールにとって、その雰囲気は強みでした。後半頭から左FWのカルバーリョを下げてルイス・ディアスを入れ、さらに相手に狙われていた左SBのツィミカスに代えてミルナーを投入します。流れは確実に変わり、フィルミーノのゴールで追いつくと、CKから相手DFのオウンゴールで3-2と勝ち越しに成功します。

ブライトンMF三笘薫が途中出場したのは、そういう展開の残り20分ほどでした。三笘は相手右SBアレクサンダー・アーノルドに対して仕掛けるミッションが与えられていたようで、投入直後にアレクサンダーを抜いてゴールラインまで切れ込んでパスを出しています。これで精神的に優位に立てたようで、アレクサンダーはファウルをしてイエローカードをもらうなど不安定になってきます。

83分、その三笘の突破が同点ゴールにつながります。三笘の上げたクロスに、ここまで2得点のトロサールが合わせて、トロサールはハットトリックとなる同点ゴールとなりました。チーム状態が良くないとはいえ、リバプールの本拠地アンフィールドで引き分けに持ち込んだ、三笘の活躍は確かだと感じられました。

この試合に出ている選手で、写真を持っている選手が3人いたので貼っておきます。


ブライトンMF三笘薫


リバプールMFファビーニョ
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