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浦和ロドリゲス監督退任へ

2022-10-30 17:47:37 | 浦和レッズ
今朝の埼玉新聞で、浦和監督リカルド・ロドリゲス氏の今季限りでの退任が報道されていました。今季はACLで決勝進出とある程度の結果は出たものの、リーグ戦は8位で優勝から遠く離れた成績で、可能性が高かったルヴァン杯で準決勝で敗退して国内は無冠になったことで、監督交代という荒療治に出る方針にしたようです。

ロドリゲス監督は48歳のスペイン人で、現役時代はこれといった成果はなく23歳から指導者の道に入っていた「ベテラン」です。スペインリーグでは1部の指揮はないものの、サウジアラビアU-17代表などを歴任し、J2の徳島を4年間指揮していました。この徳島時代に、ボランチの岩尾を最終ラインに下げながら両SBを前に出す、今の浦和の戦術の基礎となる形を確立していました。

浦和監督就任は昨年です。当時、J2でプレーしていた明本考浩、小泉佳穂といった選手たちを獲得するよう要望し、主力選手を思い切って入れ替える大胆な手でチーム再生を目指していました。当時からボランチを縦関係にして、1枚を下げてパスの中継点にして、早めにサイドに回すサッカーをすることで、大久保や伊藤敦樹という若手を育成するなど手腕を見せていました。

もっとも、最初の1年目の前半戦は外国人枠を余らせるなど、十分なバックアップ体制を整備したとは言えません。後半戦になって、ショルツやユンカー、酒井宏樹を補強したことでようやくタイトルが狙える戦力が揃い、組み合わせに恵まれた感はありましたが天皇杯優勝と結果が出ました。これでACL出場権を得て、今季は結果が求められる年になりました。

確かに、ロドリゲス監督のサッカーはサイドをうまく使って、MFとSBで連携して攻める形は整備されました。しかし、流れが悪くなるとズルズルと大量失点する、印象の悪い試合を何試合か見られました。CBが犬飼の離脱で、ショルツと岩波がほぼ出ずっぱりだった不運もありますが、ロドリゲス監督の交代策が遅れたという印象もありました。

やはり、ルヴァン杯C大阪戦の0-4の惨敗が引き金になったのでしょう。ここでルヴァン杯を取っていれば印象も変わったはずで、しかも「3年計画で優勝を狙う」フロントが立てた目標を果たせなかったのもあるでしょう。就任後、即ACL決勝が待っている新監督にはかなり困難なミッションが課されますが、それを決めた以上サポーターとしては新監督に期待するだけです。
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リバプール対マンチェスターC

2022-10-30 17:24:18 | ワールドサッカー
今季好調なマンチェスターシティFW、ハーランドのプレーが見たくて、DAZNでリバプール対マンチェスターシティのビデオを見ました。リバプールもシティも4-3-3の布陣は同じですが、この両チームのカラーはだいぶ異なります。シティは4バックとは言っても、右SBのカンセロがMF的に高い位置を取り、CB2枚と左SBアケで3バックのような守り方をしてきます。

そうやって、右サイドを空けても、高い位置から取り返せる自信があるので、後ろは3バックとボランチの2枚さえ残っていれば良しとして、最大5枚で攻められる攻撃で相手より点を取って勝っているチームです。ハーランドは3トップの中央で起用されており、DFライン裏に走ることで短い距離のスピードを生かす攻めを期待されていました。

これに対し、リバプールの戦略も徹底していました。ハーランドに対しては2枚のCBとボランチで挟み込んでボールを入れさせないようにして、前半の多くの時間で消すことに成功します。また、カンセロの裏のスペースはもちろん狙っていて、そのポジションに左MFのチアゴを置いてパスをつなぐサッカーでシティに対して互角の攻めをすることができていました。

ハーランド側も対策してきました。できるだけ、相手CB2枚の外側でもらうようにポジションを取って、外側からシュートを狙ってきました。ハーランドは長身なので外側から頭で折り返す攻めも可能で、そのシュートを枠に飛ばすことはできましたが、リバプールGKアリソンが好プレーで止めました。一旦、ゴールかと思われたフォーデンのシュートは、その直前にハーランドがアリソンにファウルしたとの判定でノーゴールになります。

シティの前から強気に攻めてくるサッカーは、その裏は常に相手に狙われる宿命です。次第に、リバプールのカウンターが機能し始め、スピード型FWサラーがその俊足を飛ばすシーンが出始めます。シティボールのFKを処理したアリソンがロングボールでDFライン裏に蹴って、これをサラーが追いついて独走して、GKエデルソンが守るゴールに蹴り込んで1-0とリバプールが先制します。

この、両チームがお互いにボールを持つサッカーを目指した好ゲームは、そのまま1-0でリバプールの勝利に終わりました。ハーランドのゴールを見ることは叶わなかったものの、ポストプレーのイメージを持っていたハーランドが実はスピードも使えることは発見でした。ハーランドはプレミアリーグ得点王も狙える活躍で、来季はバロンドール(欧州最優秀選手)の可能性も持っています。


リバプールMFファビーニョ


リバプールGKアリソン


シティMFベルナルド・シウバ


シティFWデブルイネ
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