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西武次期監督に松井稼頭央氏

2022-10-20 22:09:23 | 他スポーツ
西武ライオンズの次期監督に、元ライオンズの遊撃手、松井稼頭央氏の就任が発表されていました。3年間二軍監督を務め、今季は辻監督をヘッドコーチとしてサポートしていた松井の監督就任のタイミングとしては最適でしょう。もちろん、どういう采配をするかは見てみないとわからないですが、二軍監督時代に当時打者転向したばかりの川越誠司に目をつけるなど、選手を見る目は持っているでしょう。

監督としてはこれからなので、選手時代の思い出を書きます。松井はPL学園からドラフト3位でライオンズに入団しています。当時は投手でしたが、ライオンズは最初から野手として育てるつもりで獲得しました。当時、世代交代を進めていた東尾監督が松井の能力の高さに目をつけ、1億円プレーヤーだった田辺を控えに回して松井を後半戦でレギュラーに抜擢します。

もっとも、当時の打率は2割台前半、ホームランは1本とレギュラーを確約するには心もとない成績でした。しかし、東尾監督は松井の成績を見て、右投手相手の打率が1割台だったことに気付きました。それなら、彼の持っている足の速さを生かしてスイッチヒッターに転向すれば、1割台よりはましな成績を残してくれるだろうと判断して、松井は左右両打席に立つようになります。

この転向が当たりました。松井は積極的に打って出るタイプの1番打者に定着し、持ち味の俊足と名手で知られた遊撃手としての守りで、一時代を作るほどの選手になりました。松井が優れているのは、スイッチヒッターにありがちな「走り打ち」のレベルで満足せず、試合後に毎日筋トレしてパワーを増し、ついに左打席のスイングスピードが右打席とほとんど変わらないレベルまで上げることができました。

これほどの選手になれば、メジャーリーグに行くのは必然の流れでした。松井はニューヨーク・メッツにFAで移籍します。メジャーでは遊撃手としては守備が通用せず二塁手にコンバートされましたが、それでもロッキーズ時代にはワールドシリーズにも出場しました。思い出のシーンに、当時の最強投手だったランディー・ジョンソンから先頭打者ホームランを打ったシーンを挙げていました。

楽天に移籍後、最後の1年はライオンズでプレーしました。最後はさすがに当時の力はなくなっていましたが、これほどの選手が最後のチームにライオンズを選んでくれたのは嬉しかったです。監督としてはこれからお手並み拝見ですが、キャンプでいろんな選手が育っていく流れができてくれるよう、楽しみにしています。

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