Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

FC東京戦マニアック分析

2023-02-19 19:38:55 | 浦和レッズ
FC東京は後半の頭で、前半4分に1枚イエローカードをもらっている東を下げて、安部を投入してきました。この交代で、中盤の構成が変わり、松木と小泉慶のダブルボランチになり、トップ下気味に安部が残って攻撃に出てきました。この交代は二つの狙いがあったものと思われます。安部のドリブルでサイドを仕掛けることと、松木と小泉慶で浦和のアンカーの岩尾を挟むことです。

この狙いに浦和はまんまとはまってしまいました。浦和のダブルボランチは明確に役割が分かれており、前目に出る伊藤敦樹の後ろを岩尾がフォローすることになっていますが、岩尾を消されると伊藤敦樹が孤立して機能しなくなりました。また、スコルジャ監督の交代策も失敗でした。右MFのモーベルグに代えて松崎を投入した手が、後半の浦和が機能しない要因になりました。

松崎はドリブルで相手を抜きに行きましたが、それはほとんどうまく行かず、相手のカウンターの起点にされてしまいました。スコルジャ監督なりに松崎の調子が良いと判断したのかもしれませんが、その松崎を最初に投入した順番の間違いは指摘します。松崎は守備でも、遅らせるところと勝負するところを間違えるミスもしています。

また、松崎をフォローすべき右SBの酒井宏樹が、試合中にどこかを痛めたようで動きがいつもの出来ではありませんでした。結果的に、FC東京の2得点が両方とも浦和の右サイドからだったので、ここをどうにかできればという思いはありました。さすがにスコルジャ監督も気づいたようで、酒井宏樹に代えて大畑を投入して明本を右SBに回す交代を行いましたが、ちょっと遅すぎました。

監督采配でも、選手の動きでもいいところがなかった、この後半の戦いを見てしまうと敗戦は必然でした。やはりサッカーは90分のゲームなので、前半の頭でいかにいい内容を見せても、その後が続かなければ意味がありません。裏へ走るのが今季の浦和というのは見えましたが、それができない時間を確実にやり過ごすことも、これから必要になってくるでしょう。





































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リバプール対エバートン

2023-02-19 17:00:53 | ワールドサッカー
W杯のビデオもそろそろ区切りにして、ワールドサッカーネタはイングランド・プレミアリーグのリバプール対エバートンのビデオを見ました。リバプールは今季9位と低迷しており、FW陣にテコ入れが必要とみて、W杯オランダ代表で活躍したガクポをオランダのPSVから補強していました。ガクポはW杯ではトップ下や2トップの一角で起用されていました。

リバプールはガクポを3トップの中央で起用してきました。リバプールはCFに、真ん中に張っているばかりではなく幅広く動くことを要求しており、ガクポはウイングのサラーやヌニェスと入れ替わりながら、主にターゲットマンという役割でした。上背もあるガクポはこの役割をこなせており、エバートン相手にボールをキープして優位に試合を進めました。

対するエバートンは「クリスマスツリー」と呼ばれる4-3-2-1でした。この戦術は後ろからボールをつないで攻めるのに適しており、リバプールの速攻を受け止めながらパスをつないで反撃したいのが狙いだったでしょう。しかし、エバートンはリバプールの攻めの前になかなかつなぐことができず、ロングボールを蹴って1トップの50番を走らせるのが手一杯の感はありました。

リバプールの得点になった場面は、エバートンの攻めからでした。ヘディングシュートがクロスバーを叩いたプレーから、クリアボールをヌニェスが受けると、自陣からヌニェスが一気にドリブルで走ります。エバートンの戻りは間に合わず、ヌニェスの90m近い独走から、クロスを走り込んでいたサラーに合わせて、リバプールが1点を先制します。

リバプールはSBのアレクサンダー=アーノルド、ロバートソンが二桁近いアシストの実績がある、サイドに強みがあるチームです。先日FA杯でアレクサンダーが三笘薫に何度も置いていかれる場面もありましたが、この日はアレクサンダーの強みの方を出せました。サイドでヘンダーソンのパスを受けて上がり、速いクロスをガクポが合わせて、2-0と大きなリードを奪うことができました。

写真のGK、アリソンには良い意味で見せ場があまりなかった試合で、エバートンが18位と降格圏に沈む事情はあったものの、前週にウォルバーハンプトンに0-3で敗れたショックは多少払拭できました。リバプールの試合はクラブTVでDAZNで見られるので、また見たいなと思うような試合を見つけたら、記事にしたいものです。
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