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大相撲トーナメント優勝(大栄翔)

2023-02-07 22:56:36 | 他スポーツ
先日、大相撲トーナメントで優勝した、前頭筆頭の大栄翔の記憶です。大栄翔は埼玉県朝霞市の出身で、少年時代は入間市の相撲道場に通い、相撲の名門埼玉栄高校を卒業して追手風部屋に入門しました。幕下付け出しが得られる可能性があった大学を経由しなかった理由に、女手一つで育ててくれた母にできるだけ早く恩返しがしたかったことを挙げています。

大栄翔の相撲はほとんど突き押し一本です。たまに差す相撲も取る貴景勝とはちょっとタイプが違い、立ち合いで一気に突き切る相撲で、2021年初場所は平幕優勝もしています。この突きをまともに食らうと、照ノ富士クラスでも下がることもあります。平幕優勝の当時は、序盤に連勝して勢いをつけ、そのまま13勝2敗で逃げ切る優勝でした。

出世は早く、2016年に入幕した頃に、準地元のさいたま市の巡業で凱旋して、横綱鶴竜相手に何番も稽古をしていました。当時はまだ鶴竜とは力の差があり、その稽古は8戦全敗でしたが、横綱が平幕下位の相手に稽古をつけるだけでも将来性に期待している様子が見て取れました。相撲が突き押し一本なので、大勝ちすることが少なく、少しずつ力をつけて番付を上げていきました。

先日、NHKの「大相撲どすこい研」でその突きの極意を語っていました。最初は顔やのどを突いて、土俵際に来たところで腹を突いてダメ押しをすると、単純な力勝負に見えがちな突き押し相撲も、よく考えられている内容でした。今、追手風部屋には遠藤、翔猿などもいて稽古相手には恵まれており、まだまだこれから上位を賑わしてくれるでしょう。

今回の大相撲トーナメントの優勝は、あくまで調整の一環ではあるものの、自信にはつながったでしょう。来場所は小結復帰の可能性もあり、今混戦になっている次期大関争いを、彼が勝ち抜く可能性も結構あるのではと期待しています。
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