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播戸竜二の記憶

2022-12-30 19:41:01 | 他チーム
阿部勇樹引退試合で撮れた写真からは、元ガンバ大阪FW播戸竜二さんの記憶です。播戸はガンバ大阪で若手時代を過ごしましたが、なかなか出場機会を得られず、当時J2のコンサドーレ札幌へのレンタル移籍も経験します。2000年、札幌厚別競技場での浦和とのJ2首位を賭けた一戦に、相手札幌のFWとしてエメルソンと2トップを組んでいました。

札幌の活躍で、古巣ガンバ大阪に戻りますが、この頃チームでサブのFWとしては異例の日本代表入りを果たします。札幌のサポとしては、所属したことのある選手の代表入りは初めてだったこともあって、代表戦に札幌時代の名前入りTシャツを着て、その感激を表現していました。日本代表でも途中出場から流れを変えるFWで、「マイナス20度でも半袖で出る」というこだわりも当時の話題でした。

播戸のプレーで思い出すのは、2008年の天皇杯決勝で途中出場で決めた決勝ゴールです。当時、西野監督から「ヒーローになってこい」とピッチに送り出された播戸は、延長戦でファーストタッチがゴールとなる活躍でチームを天皇杯優勝に導きました。2008年はガンバ大阪がACLの厳しい戦いを経ていたこともあって選手は疲労していましたが、ここで見せた勝負強さはさすが西野監督のチームでした。

播戸は札幌でのJ2経験もあったことで、出場機会があればどこでも行くという姿勢だったので、セレッソ大阪や大宮アルディージャでもプレーしました。途中から出ても高い水準でプレーできた、彼のプロ意識はいろんなチームで若手の手本でした。40歳近くまで現役にこだわり、2018年に当時J3のFC琉球でのプレーを最後に現役を引退します。

その後は解説者としてテレビで姿を見かけます。関西人独特の濃いキャラクターで、しゃべりの方もこなせるので、WEリーグ理事や俳優としての活動もあります。1999年ワールドユース・ナイジェリア大会の準優勝メンバーの一人ですが、この経験も長くプレーできた要因だったでしょう。ちょっと思い出した、懐かしい過去です。

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