五輪の合間を縫って見ていた、最終予選の鍵になるカードであったオマーン対豪州のゲームレポートです。結果は皆さんご存知の通り、2-2で引き分けに終わりました。このゲームは、W杯出場にわずかながら望みが残っていた、オマーンの意地を見たゲームだったと思います。オマーンの勝ち点は7で、勝ち点14のプレーオフ圏3位の豪州を逆転するためには、残り3試合で3連勝が必要な立場でした。
そのため、ここまでの最終予選で3ボランチを置いてバイタルエリアでこぼれ球を粘り強く拾う、格下戦術で強豪相手に善戦してきたオマーンのイバンコビッチ監督は戦い方を変えてきました。4-4-2で最もオーソドックスな形である、2人のFWと2人のMFで攻める攻守を明確に分ける布陣で、この形が本来はやりたかった形なのだろうと想像できるものでした。
これに対し、このゲームの前に2位日本の勝利を知っていたであろう豪州は、どうしても勝ち点3が必要な試合でした。豪州は左MFにスピードのあるレッキーを起用し、1トップもスピード型のマクラーレンでDFラインの裏へ走らせようとするゲームプランでした。オマーンが思い切って前に出てくる以上、DFラインの裏は確実に狙える試合です。その狙いは当たり、自陣からのロングボールで抜け出したマクラーレンが倒されてPKになり、このPKをマクラーレン自身が決めて豪州が1点リードを奪います。
そのまま1-0で前半を折り返したゲームでしたが、もう行くしかないオマーンが後半の早い時間で、左MFの突破からのマイナスのクロスにボランチの12番(アブドゥラ)が追いついて豪快なミドルシュートを決めて、試合は1-1の振り出しに戻ります。サイドのMFを使いたい豪州はその後も初志貫徹して、右MFのボイルが個人技で相手DFを振り切ってフリーになると、クロスを途中出場のFWデュークがうまく落として、ボランチのムーイのシュートが決まって2-1と勝ち越します。
ゲームを押し気味に進めていたのは豪州で、何本もCKを取って敵陣で試合を運びました。このまま逃げ切っていれば豪州の攻める姿勢が奏功したと言えますが、試合も残り5分になっていたところで、相手ボールをバックパスでGKに戻そうとした右SBカラチッチが相手MFの動きを見誤り、そのMFを後ろから倒したという判定になってPKになります。
そのPKをアブドゥラが蹴り、GKライアンの逆に決めて2-2の同点に追いつきます。その後はオマーンが5バック気味に布陣を変え、豪州相手なら引き分けでも良いと割り切ったらしく、ゲームはそのまま2-2で引き分けました。オマーンは敗退が決まりましたが、前半戦は日本に勝ち、ベトナムに勝って中国と引き分けて前半戦で勝ち点7を確保していました。最後息切れしたものの、得たものもあった大会だったことでしょう。
逆に豪州は崖っぷちです。最悪でもプレーオフは決まりましたが、2位以内を狙うにはホームの日本戦勝利が求められる状況になりました。逆に言えば、日本は引き分けでも良い状況で、この条件は日本としてはいい条件です。
そのため、ここまでの最終予選で3ボランチを置いてバイタルエリアでこぼれ球を粘り強く拾う、格下戦術で強豪相手に善戦してきたオマーンのイバンコビッチ監督は戦い方を変えてきました。4-4-2で最もオーソドックスな形である、2人のFWと2人のMFで攻める攻守を明確に分ける布陣で、この形が本来はやりたかった形なのだろうと想像できるものでした。
これに対し、このゲームの前に2位日本の勝利を知っていたであろう豪州は、どうしても勝ち点3が必要な試合でした。豪州は左MFにスピードのあるレッキーを起用し、1トップもスピード型のマクラーレンでDFラインの裏へ走らせようとするゲームプランでした。オマーンが思い切って前に出てくる以上、DFラインの裏は確実に狙える試合です。その狙いは当たり、自陣からのロングボールで抜け出したマクラーレンが倒されてPKになり、このPKをマクラーレン自身が決めて豪州が1点リードを奪います。
そのまま1-0で前半を折り返したゲームでしたが、もう行くしかないオマーンが後半の早い時間で、左MFの突破からのマイナスのクロスにボランチの12番(アブドゥラ)が追いついて豪快なミドルシュートを決めて、試合は1-1の振り出しに戻ります。サイドのMFを使いたい豪州はその後も初志貫徹して、右MFのボイルが個人技で相手DFを振り切ってフリーになると、クロスを途中出場のFWデュークがうまく落として、ボランチのムーイのシュートが決まって2-1と勝ち越します。
ゲームを押し気味に進めていたのは豪州で、何本もCKを取って敵陣で試合を運びました。このまま逃げ切っていれば豪州の攻める姿勢が奏功したと言えますが、試合も残り5分になっていたところで、相手ボールをバックパスでGKに戻そうとした右SBカラチッチが相手MFの動きを見誤り、そのMFを後ろから倒したという判定になってPKになります。
そのPKをアブドゥラが蹴り、GKライアンの逆に決めて2-2の同点に追いつきます。その後はオマーンが5バック気味に布陣を変え、豪州相手なら引き分けでも良いと割り切ったらしく、ゲームはそのまま2-2で引き分けました。オマーンは敗退が決まりましたが、前半戦は日本に勝ち、ベトナムに勝って中国と引き分けて前半戦で勝ち点7を確保していました。最後息切れしたものの、得たものもあった大会だったことでしょう。
逆に豪州は崖っぷちです。最悪でもプレーオフは決まりましたが、2位以内を狙うにはホームの日本戦勝利が求められる状況になりました。逆に言えば、日本は引き分けでも良い状況で、この条件は日本としてはいい条件です。
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