現川崎F監督の相馬直樹氏の現役時代の思い出です。日本代表では左SBしかやったことがない相馬ですが、本来の利き足は右という意外な事実があります。ただ、鹿島に入団して1年目から試合に出ていた相馬ですが、ポジションは左SBでした。
左足で蹴れるようになったのはプロ入り以前で、努力で作った左足の中では最強と言われていました。相馬が鹿島に入団した当時は、今のように日本人がインテル(イタリア)でプレーするなど考えられなかった時代ですから、強豪鹿島の左SBがそのまま日本代表の左SBということになりました。
相馬と言えば、フランスW杯の左SBというイメージが最も強烈です。あの苦しんだ最終予選のアウェイ韓国戦でタイミングよく上がった相馬からのクロスを名波が決めた先制点は今でも覚えています。
あの当時は1週間に1試合ホームアンドアウェイの代表戦をやるという、今では考えられない強行日程でしたから、日本代表のコンディションも全ての試合でベストという訳にはいきませんでした。相馬も良くない試合もありましたが、負けるとW杯に出られなくなる崖っぷちの韓国戦に好調を持っていった勝負強さはありました。
プレースタイルの印象は、決して身体能力がずば抜けていた訳ではありませんでしたが、クロスの精度を高くしたり、相手のキーマンを消したりと、堅実さで勝負する選手でした。ただ、鹿島時代に重傷を負って穴埋めにアウグストを補強されてからは、下り坂に入った印象があります。
また、全くの偶然ながら、相馬の現役最後の試合は埼玉スタジアムの川崎F対浦和戦だったので、私は見ています。その試合は川崎Fが退場者を出していたので、相馬は「自分の仕事は守備」と割り切り、現役最後のゴールは狙いませんでした。
今回の川崎Fからのオファーは抜擢人事という印象もありますが、昨年のJFL町田ゼルビアで3位と結果を出したことが評価されたのでしょう。これからはアジア予選を通過して世界と戦った元Jリーガーが監督になってくる時代です。
当然、選手に対する要求も高くなってくるでしょうし、今はヨーロッパのスカウトがJリーグを見に来る時代ですから、選手の側の意識も高くなっているでしょう。そうやって日本サッカーが強くなって欲しいと思います。
左足で蹴れるようになったのはプロ入り以前で、努力で作った左足の中では最強と言われていました。相馬が鹿島に入団した当時は、今のように日本人がインテル(イタリア)でプレーするなど考えられなかった時代ですから、強豪鹿島の左SBがそのまま日本代表の左SBということになりました。
相馬と言えば、フランスW杯の左SBというイメージが最も強烈です。あの苦しんだ最終予選のアウェイ韓国戦でタイミングよく上がった相馬からのクロスを名波が決めた先制点は今でも覚えています。
あの当時は1週間に1試合ホームアンドアウェイの代表戦をやるという、今では考えられない強行日程でしたから、日本代表のコンディションも全ての試合でベストという訳にはいきませんでした。相馬も良くない試合もありましたが、負けるとW杯に出られなくなる崖っぷちの韓国戦に好調を持っていった勝負強さはありました。
プレースタイルの印象は、決して身体能力がずば抜けていた訳ではありませんでしたが、クロスの精度を高くしたり、相手のキーマンを消したりと、堅実さで勝負する選手でした。ただ、鹿島時代に重傷を負って穴埋めにアウグストを補強されてからは、下り坂に入った印象があります。
また、全くの偶然ながら、相馬の現役最後の試合は埼玉スタジアムの川崎F対浦和戦だったので、私は見ています。その試合は川崎Fが退場者を出していたので、相馬は「自分の仕事は守備」と割り切り、現役最後のゴールは狙いませんでした。
今回の川崎Fからのオファーは抜擢人事という印象もありますが、昨年のJFL町田ゼルビアで3位と結果を出したことが評価されたのでしょう。これからはアジア予選を通過して世界と戦った元Jリーガーが監督になってくる時代です。
当然、選手に対する要求も高くなってくるでしょうし、今はヨーロッパのスカウトがJリーグを見に来る時代ですから、選手の側の意識も高くなっているでしょう。そうやって日本サッカーが強くなって欲しいと思います。
わたしの中では、杉山弘一(!!)と並んで印象深い左SBですね。
今まで崖っぷちと再三あおってきたマスコミですが、あの韓国戦は本当の崖っぷちでした。負けたらW杯に出られなくなるという緊張感を持って、正座してテレビの前に陣取った記憶があります。
友好的な断幕は「Let's go to FRANCE together」という韓国側から出た断幕ですね。韓国が既に予選通過を決めた余裕はあったのですが、今まで敵対心があふれるカードだった日韓戦が、実はW杯予選の普通の1試合という事実も実感しました。
杉山弘一は今、アルビレックス新潟シンガポールの監督です。トップチームに何かあれば新潟の監督になる可能性はある位置です。肉体派のイメージがあった杉山は監督にはならないと思っていましたが、やはり人生一度は挑戦したい道なのですね。