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パリ・サンジェルマンの戦術

2022-08-01 23:00:02 | ワールドサッカー
先週のPSG戦、浦和レッズはいつでも見られるからと思って、パリ・サンジェルマンの動きを中心に見ていました。PSGは、2トップにエムバペとネイマール、トップ下にメッシというのがベストメンバーのようですが、この3人が前線にいると守備はほとんどしてくれないので、残り7人は自陣に引いて5バックにして守ることもあります。もちろん、この3人にボールを収めることができればアウトサイドが信じて上がれますが、パスカットのリスクがあるので普段は「前後分断」しています。

もっとも、浦和戦ではトップ下がサラビアで、ある程度守備をしてくれるトップ下でした。このメンバーだと前線の個人技頼りにしないでパスを回す展開も可能で、ボランチに入っていたイタリア代表MFベラッティが、「戦えるファンタジスタ」と異名を取るの通り、落ち着いてボールを左右に配球していました。こちらの方が、戦術的には面白いチームでした。

また、FWに元アルゼンチン代表のイカルディが入ることでも戦術的に幅ができます。メッシやネイマールに比べると地味な名前ですが、それでもセリエAのインテルでエースストライカーだったFWです。サラビアの先制点が、イカルディのポストプレーだったところを見ると、エムバペがサイドを仕掛けてそれをイカルディに合わせるオプションもあると感じました。

PSGにも弱点を感じました。それは、3バックでライン守備をするチームなので、その裏を松尾のスピードで狙えました。GKナバスの好守でしのいでいたとはいえ、浦和にも決定機はありました。3バックの中央のダニーロが追うことによってシュートを外させましたが、そんなに戦術的な連携で相手に何もさせないようなチームではなく、ある程度個人技を許容することで勝っているチームのように見えました。

PSGの目標は欧州CL優勝と聞きます。1970年創設と、欧州強豪の中では歴史が浅いチームではありますが、中東資本による資金力と何度かやってきた欧州トップレベルの監督や選手で、今が旬のチームでしょう。前回はベスト16でRマドリードと対戦して敗れましたが、その個人技は確かに強いので、欧州CL優勝の可能性は十分あるチームのように思えました。

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