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実り多い引き分け(6/23浦和対仙台)

2012-06-24 11:38:37 | 浦和レッズ
ミシャサッカーがメンバーを固定して戦ってきた以上、負傷者が出たときにどこまでチーム力を落とさないで試合ができるかは一つの大きな課題でした。今回、スタメンだった小島や宇賀神は練習ではたまにAチームでもプレーすることもあった選手ですが、彼らが足を引っ張るようだと浦和の今後は厳しいと思っていました。

実際にプレーを生で見た印象では、彼らの出来は合格点だったと思います。特に、小島はミシャサッカーの約束事をすっかり理解したようで、阿部勇樹が上がっているときには最終ラインのカバーもできるようになりましたし、ボランチとして2シャドーにいいパスを送る役割もできていました。

宇賀神もクロスの精度の高さという、平川にない武器をうまく発揮したと思います。宇賀神に関してはミシャにも一抹の不安があったらしく、ベンチに高橋峻希を入れていたのは宇賀神がひどいプレーをしたら代えるという意図もあったかもしれませんが、昨日はよく頑張ってくれたと思います。

仙台というチームは、もちろん攻撃をしないわけではありませんが、慎重なチームという印象です。以前、ネタにした菅井のオーバーラップに関しては、仙台のボランチ陣が皆、そろそろ行きそうだなというタイミングを理解していて、富田なら横にずれてそのまま菅井の位置を埋め、角田ならまっすぐ下がって3バック気味にします。時には梁勇基もカバーをいとわないなど、リスクマネジメントはしっかりやっているチームです。

そろそろ暑さの中の試合になってきたこともあって、試合の終盤になると仙台は後ろで回し始めました。勝ち点1はリードしているチームに優位な結果ですから、引き分けでもいいのは仙台、どうしても勝ちたいのは浦和という終盤戦になりましたが、結果は仙台の狙い通りのスコアレスドローに終わりました。

浦和にとってはもちろん勝ちたかった試合ではありますが、不慣れなメンバーを融合させる難しさもあった試合ではあるので、彼らが少しずつミシャサッカーを吸収して約束事以上の持ち味も出し始めたことは大いに得るものがあったと思います。

以前のオジェックは自分の約束事以上のことをやると逆に怒ってベンチを外してしまう監督でしたが、ミシャの場合は思い切って持ち味を出すことは評価してくれるので、若い選手たちはどんどん挑戦して欲しいと思います。

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2 コメント

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静かな浦和サポーター (MAKOTO)
2012-06-25 23:34:28
私はこの試合、テレビ(BS1で中継がありました)で見ていたのですが、仙台のサポーターの歌声ばかりが聞こえ、浦和サポーターは奇妙なほど静かでした。
結果は引き分けだったのですが、試合後の浦和サポの反応はどうだったのでしょうか?
ちなみに、私が見に行った新潟戦(1-1のドロー)の際は、ゴール裏の一部サポーターからはブーイングが起きていました。

一部スポーツ紙では長谷部が復帰するのではという記事が出ましたね。もし復帰すればうれしいです。
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好意的でした (kobby)
2012-06-26 18:52:58
選手がゴール裏に行ってからは見ていませんが、南側やバックスタンドは概ね好意的で、だいたい拍手でした。私はバックスタンドの浦和寄りにいましたが、この位置でも仙台の応援はよく聞こえましたから、浦和サポはあまり無理をしなかったかもしれません。ただ、以前あった応援拒否や自主応援のような組織的な動きはなく、心配は無用に思えます。

長谷部に復帰の噂があるのですか?確かにボランチに攻撃力が加わると、また新たなミシャサッカーが見られそうです。
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