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吉野ヶ里公園の思い出

2012-06-23 14:09:56 | 雑記
今日は埼玉スタジアムの仙台戦に行くので、ナイトゲームの即日更新は例によって勘弁していただき、今日は先日の九州旅行から吉野ヶ里公園を取り上げます。吉野ヶ里公園は埼玉県の人にわかりやすいイメージで示すと、森林公園並みの広さで、しかも公園内に売店や自販機などは一切ないので、熱中症予防のために入場前に飲み物を買っておいてくださいと注意書きが出ているほどでした。

私も、20代の頃ならそのまま入ったかもしれませんが、もう若くはないことは自覚していて、500mlのペットボトルを買い、王の墓まで片道1kmであることを考え、片道はバスに乗って王の墓にたどり着き、そこから1kmを歩いて戻る計算を立てていました。この写真が王の墓です。



ちょっと写真ではわかりにくいですが、遺体は素焼きの甕に入れられていて、その副葬品からはコバルトブルーのガラスも一緒に出土しました。もちろん、2000年の長い歴史の中では大きな地震もあったでしょうから、甕は割れていて人骨の保存状態は良くなかったそうですが、吉野ヶ里が既に強力な王権で束ねられていたことはわかります。

トップの画像は弥生時代ではおなじみの高床式倉庫です。ねずみが登ってこれないようにするねずみ返しもちゃんと再現されています。静岡の登呂遺跡にも行ったことはありますが、この吉野ヶ里は邪馬台国説も出たくらいの巨大な規模で、平成元年に見つかって何度も発掘調査がなされ、矢が刺さった遺体や首を敵に取られた遺体なども出土しています。



弥生時代の建物は一つ一つ復元されていますが、中身もちゃんと復元されており、この写真は祈りを捧げる巫女さんです。吉野ヶ里遺跡は祭り、儀式が行われる一角が存在しており、それもこの遺跡が邪馬台国説も出た理由です。ただ、あまりにも全ての建物が丁寧に復元されているため、まじめに一つ一つ見ていると次第に疲れてきます。



このように、まだまだ見たかった建物もあったのですが、最後は疲れで飛ばしてしまい、見張り台からの眺望を見逃したのはちょっと悔いが残っています。若い方なら目一杯楽しめますが、私のようなおじさんは無理せず手ごろな範囲で楽しむのがいい公園だと思います。写真から想像はつくかもしれませんが、比較的平坦なので、登りが嫌いな方でも楽しめます。


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