グループリーグ最終戦のアルゼンチン対ポーランドの映像を見ました。この試合に興味があった理由は、メッシにどういう役割を与えているかです。所属のパリ・サンジェルマンではゲームメーカーとしての期待が強まっている、W杯通算22試合出場8得点というこの稀代の天才をアルゼンチン代表はどのように機能させているかに注目しました。
結論から言えば、メッシの位置は3トップの中央でした。もっとも、メッシは若い頃からもともと運動量の多い選手ではありません。前からプレスに行って点を取りに行くアルゼンチンのサッカーは、サイドのディ・マリアとアルバレスがメッシが動かない分をカバーしていました。それでも、アルゼンチンは4-3-3でアンカーの24番を一人だけバイタルエリアに残して、最大5枚で攻めるサッカーでポーランド相手に主導権を握りました。
これでポーランドは押し込まれてしまいました。ポーランドはもともと、4-4の2ラインを自陣に引かせて我慢するゲームプランだったようですが、前に残しているレバンドフスキにほとんどボールを入れられませんでした。仕方なく、レバンドフスキは守備にも参加して、どうにか前でボールをもらえればとチャンスを待つことになります。ポーランドGKシュチェスニーがメッシにファウルをして、VARの結果PKになります。このPKはシュチェスニーがメッシのPKを止める健闘を見せます。
前半こそ0-0で折り返したこの試合でしたが、この展開ではアルゼンチンに先制点が入るのは必然でした。もともと、メッシをゲームメーカー的に使って、長い距離のサイドチェンジを何本か通していたアルゼンチンは、右SBのオーバーラップからのクロスをMFのマクアリステルが合わせてゴール隅に決めて待望の先制点を得ました。ポーランドとしては同時刻キックオフのメキシコ対サウジアラビアの結果を気にしながらの試合運びになります。
アルバレスのゴールでアルゼンチンに2点目が入り、アルゼンチンは勝利での決勝トーナメント進出は確実になります。それでも隙あれば3点目を狙う姿勢は見せ続けたアルゼンチンに対し、ポーランドはメキシコに対して勝ち点、得失点差、直接対決の勝敗がすべて並ぶものの、イエローカードの枚数で決まる「フェアプレーポイント」で辛くも上回り決勝トーナメント進出という状況になります。
そのため、ポーランドは無理をしないことに決め、5バックや時間帯によっては6バックにしてでも0-2をキープするという選択をしました。その思惑は当たり、ポーランドは勝ち点4でメキシコと並びながら2位で決勝トーナメント進出を決めました。どうしても、こういうグループリーグ最終戦は、時として「談合試合」になることもあるという例です。
アルゼンチンの途中出場のボランチ、パレデスです。
結論から言えば、メッシの位置は3トップの中央でした。もっとも、メッシは若い頃からもともと運動量の多い選手ではありません。前からプレスに行って点を取りに行くアルゼンチンのサッカーは、サイドのディ・マリアとアルバレスがメッシが動かない分をカバーしていました。それでも、アルゼンチンは4-3-3でアンカーの24番を一人だけバイタルエリアに残して、最大5枚で攻めるサッカーでポーランド相手に主導権を握りました。
これでポーランドは押し込まれてしまいました。ポーランドはもともと、4-4の2ラインを自陣に引かせて我慢するゲームプランだったようですが、前に残しているレバンドフスキにほとんどボールを入れられませんでした。仕方なく、レバンドフスキは守備にも参加して、どうにか前でボールをもらえればとチャンスを待つことになります。ポーランドGKシュチェスニーがメッシにファウルをして、VARの結果PKになります。このPKはシュチェスニーがメッシのPKを止める健闘を見せます。
前半こそ0-0で折り返したこの試合でしたが、この展開ではアルゼンチンに先制点が入るのは必然でした。もともと、メッシをゲームメーカー的に使って、長い距離のサイドチェンジを何本か通していたアルゼンチンは、右SBのオーバーラップからのクロスをMFのマクアリステルが合わせてゴール隅に決めて待望の先制点を得ました。ポーランドとしては同時刻キックオフのメキシコ対サウジアラビアの結果を気にしながらの試合運びになります。
アルバレスのゴールでアルゼンチンに2点目が入り、アルゼンチンは勝利での決勝トーナメント進出は確実になります。それでも隙あれば3点目を狙う姿勢は見せ続けたアルゼンチンに対し、ポーランドはメキシコに対して勝ち点、得失点差、直接対決の勝敗がすべて並ぶものの、イエローカードの枚数で決まる「フェアプレーポイント」で辛くも上回り決勝トーナメント進出という状況になります。
そのため、ポーランドは無理をしないことに決め、5バックや時間帯によっては6バックにしてでも0-2をキープするという選択をしました。その思惑は当たり、ポーランドは勝ち点4でメキシコと並びながら2位で決勝トーナメント進出を決めました。どうしても、こういうグループリーグ最終戦は、時として「談合試合」になることもあるという例です。
アルゼンチンの途中出場のボランチ、パレデスです。
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