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サイドアタッカー(エスクデロ)

2014-01-25 13:51:38 | 浦和レッズ
毎度恒例オフネタで、ユースから16歳でトップ昇格した早熟の天才、セルヒオ・エスクデロのネタです。エスクデロは168cmと上背に恵まれなかったので、違う持ち味が必要でしたが、重心の低い細かいタッチのドリブルが武器です。

当時の監督、ギドに抜擢されてトップチームの試合に出ていましたが、課題も見られました。それはシュートを打つ思い切りが足りないことでした。ドリブルは良くても、ドリブルのためのドリブルになっていて、自分が点を取ろうという意識は希薄でした。

また、日本と違ってファウルを厳しく取らないアルゼンチンの育成システムで育った選手なので、ファウルが多い欠点もありました。2005年にフクアリの千葉戦で途中出場しましたが、短い時間で立て続けにイエローをもらって退場してしまい、チームの足を引っ張ったのは今でも覚えています。

今は韓国のFCソウルで、初めて一年間ポジションを守り通す経験ができましたが、浦和では何度かチャンスがあったものの逃していました。最初のチャンスは2008年です。エンゲルスが最後の5試合で急遽戦術を4-2-3-1に変えたときの右MFで起用されました。

エスクデロ・システムと呼んでいい大抜擢でしたが、このシステムはサイドハーフとSBの連係意識が足りずに機能せず、エンゲルスは解任されて長続きしませんでした。次のチャンスは2011年にペトロが解任された後を継いだ堀監督がエスクデロを1トップに据えました。

サイドアタッカータイプのエスクデロにはポストプレーを要求せず、サイドに流れてもいいと割り切って送り出されたエスクデロでしたが、生涯最高の出来のように見えた福岡戦で、なんと負傷交代という不運でチャンスを逃してしまいました。

韓国で成功できたのは、日本ほどファウルの判定が厳しくないことと、点を取るという明確な結果を出したからでしょう。ACLの決勝戦という晴れ舞台を踏んだエスクデロは、逆輸入日本代表(彼は日本に帰化しています)の可能性も持っていると思います。それが実現すれば、「俺はエスクデロの16歳を見たぜ。」とちょっと自慢できるかなと思っています。

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