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リバプール対チェルシー

2024-03-01 22:19:41 | ワールドサッカー
イングランド・プレミアリーグの映像はなかなか手に入らないですが、カラバオ杯決勝のチェルシー対リバプールの映像が見られたのでネタにします。リバプールといえば写真の遠藤航です。遠藤は4-3-3のアンカーに入り、DFラインからボールを受けて確実に味方につなぐ役割でした。右MFのマクアリステルが下がってフォローに来た距離感の良さもあって、ドリブルで上がっていくようなプレーも見せていました。

もっとも、リバプールは負傷者が続出しており、FWのサラーやヌニェスを欠いていました。CFにはガクポがいましたが、左FWにルイス・ディアス。右FWに若手のエリオットと、事情を知らなければ若手主体のメンバーとも取られる構成です。それでも、既に9年目の指揮を執るクロップ監督の4-3-3は定着しており、右SBに抜擢された20歳のブラッドリーも含めて、この布陣の動き方はわかっている雰囲気でした。

これに対し、チェルシーはロシアの富豪アブラモヴィッチ氏の支援が止まり、かつての資金力はなくなっています。そのため、昨オフはチームの半分近くが入れ替わる大胆な変革を行いました。その中では、マンチェスターシティのリザーブリーグにいた、コール・パーマーが右MFで先発出場していました。昨年夏のシティの来日時には背番号80と、「その他大勢」組の扱いでしたが、チェルシーに移籍すると右MFに定着し、チームトップの10得点を挙げています。彼に気付かないのは私の見る目のなさです。

当初、主導権を握ったのはリバプールでした。リバプールの強みに、左SBロバートソンから精度の高いボールが入るものがあります。ロバートソンはDFながら二桁のアシストを記録した年もあったほどで、この試合でもロバートソンのクロスをガクポが狙ったもののバーを叩いたものもありました。ロバートソンのFKから、DFファン・ダイクが頭で合わせた場面もありましたが、オフサイドの位置にいた遠藤が守備を邪魔したとの判定になってノーゴールになります。

しかし、リバプールはベンチに若手しか入れることができない苦しいチーム状態でした。試合が同点のまま終盤に行けば、ベンチ要員で上回るチェルシーは延長戦も意識した戦い方が可能に見えました。0-0のままで迎えたロスタイム、パーマーのパスからトップ下のギャラガーが合わせる決定機がありましたが、GKケレハーの神がかり的なセーブでしのいだリバプールは延長戦に持ち込みます。

延長戦になると、リバプールのFWルイス・ディアスの足が止まり、遠藤も相手トップ下に抜かれる場面も出ます。チェルシー優位かなと思えた展開でしたが、ツィミカスが蹴ったCKを、ファン・ダイクが頭で合わせ、今度こそゴールになって1-0でリバプールが勝利しました。今季限りで退任するクロップ監督に、タイトルを一つもたらすことができました。


チェルシー右MFパーマー


チェルシー左MFスターリング

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