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セットプレーの怖さ(5/12浦和対新潟)

2012-05-13 09:42:12 | 浦和レッズ
ミシャサッカーはカウンターで2シャドーに入れるか、空いたアウトサイドを使うかが攻撃パターンですから、新潟のような「出てこない」チームには苦しむだろうとは予想していました。それでも、先制点は前半11分と理想的な時間に入りました。

梅崎、槙野が個人技で突破する左サイドの攻撃は浦和のストロングポイントで、先制点の場面では槙野がうまく個人技で左サイドを崩し、GKがキャッチできなかったところにマルシオが詰めたいい形です。それ以外にも梅崎のところはゲーム中何度も空き、新潟はリードされたことで梅崎対策を立てている場合ではなくなったのだろうなと想像していました。

ただ、リードされた事情もあってか新潟も狙いを持って攻めに出てきました。ミシェウにボールを入れて浮き球でDFラインの裏を狙わせる攻撃は、田中亜土夢、ブルーノ・ロペスとスピードのある選手のいる新潟にとってはチャンスになるパターンでした。

同点ゴールはセットプレーからでした。キム・ジンスのロングスローからこぼれ球を菊地にシュートされ、その跳ね返りをチームで一番得点力のあるブルーノ・ロペスがシュートした形です。よく、スローインはCKほどは集中力は高くないと言われていますが、キム・ジンスは新加入だっただけに、その威力を浦和は体感していなかったのではと思ってしまいます。

それでも、浦和の攻撃は決して悪くはなかったと思います。原口も1トップに入ったことは自覚していて、自分がボールを受けないとチャンスにならないと意欲的にシュートを狙いましたが、惜しくもゴールにはなりませんでした。厳しいことを言えば、1点でも決めていれば勝てたのだがということになってしまいますが。

また、平川が負傷交代して宇賀神が右アウトサイドに入ったのも微妙な影響がありました。宇賀神には後半33分、柏木のスルーパスを受けた絶好の決定機があったのですが、宇賀神はシュートの意識はまったくなく、あっさりクロスを選択してクリアされています。あそこでシュートを打てるようにならないと、ミシャサッカーのアウトサイドとしては合格点とは言えません。

相手が下位の新潟であることを考えると、残念な引き分けではありますが、相手にもカウンターで何度もチャンスを作られており、内容的には勝ちに値する試合ではなかったように思います。それでも、開幕時点では負傷でいなかったマルシオがチーム得点王など、少しずつチームをモデルチェンジしながら勝っているミシャの手腕は確実にあると思います。また、次の「勝てる形」を見つければいいだけのことです。

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