クラブW杯準々決勝、ティグレス(メキシコ)対蔚山(韓国)のビデオを見ました。こういう、情報がないチームの試合を見るのはまた違った楽しみ方があります。ティグレスは4-1-4-1の布陣で、サイドのウイングのところで持って、1トップの元フランス代表、ジニャクに合わせるサッカーが狙いでした。もっとも、ジニャクはボールに触ることでリズムを出すFWで、下がった位置からでもシュートを打ちたがるので、単純なクロスでは合いにくいです。
これに対し、序盤リズムをつかんだのは蔚山でした。このチームは攻守を明確に分けるサッカーをしており、ダブルボランチがほとんど攻撃参加しない代わりに、4-2-3-1の前4人は思い切って上がっていい自由が与えられていました。トップ下の元韓国代表、尹ビッカランに収めて、サイドのウイングがどんどん前に行くことで攻めを機能させていました。
蔚山のFW、キム·ジヒョンが思い切って遠目から打つシュートを放ち、ティグレスGKグスマンのセーブにあったもののリズムを出すと、先制点は蔚山に入ります。尹ビッカランの蹴ったCKから、ニアサイドに走り込んでいたCBのキム·ギヒの頭に合って、ティグレスゴールを破ることに成功します。
最初はパスミスも出て、フェレッティ監督が怒る場面もあったティグレスですが、やはりこのチームはジニャクのチームでした。メキシコで長くプレーして永住権も持つ、このフランス人を生かすことで流れを出しました。ティグレスボールのCKをニアサイドで触ってコースを変えてから、ゴール前のジニャクはまったくのフリーで、GKチョ·ヒョヌはノーチャンスのシュートでティグレスが同点に追い付きます。
試合を分けたのは、最近の国際大会で勝負を分けるポイントになることが多いVAR(ビデオ判定)でした。前半終了間際のティグレスボールのCKで、ゴールを決めていたキム·ギヒにハンドの反則があったと判定されPKになりました。こういう、微妙なプレーはVARがなかった時代は見逃されることが多かったですが、今はちょっとでも触れば厳しくPKを取るようになっています。このPKをジニャクが蹴ってゴールを決めて、ティグレスの1点リードで折り返します。
後半、蔚山はFWを交代させてリズムを戻そうとしましたが、シュート数でも12-6と上回ったティグレスがしっかり時間を使い、試合は2-1でティグレスの勝利に終わりました。シーズン中だったティグレスとは違って、オフ明けだった蔚山はチーム作りが難しい面はありました。この試合で勝ったティグレスは、南米王者パルメイラスと対戦します。何か戦い方を変えてくる可能性もあり、楽しみにしています。
これに対し、序盤リズムをつかんだのは蔚山でした。このチームは攻守を明確に分けるサッカーをしており、ダブルボランチがほとんど攻撃参加しない代わりに、4-2-3-1の前4人は思い切って上がっていい自由が与えられていました。トップ下の元韓国代表、尹ビッカランに収めて、サイドのウイングがどんどん前に行くことで攻めを機能させていました。
蔚山のFW、キム·ジヒョンが思い切って遠目から打つシュートを放ち、ティグレスGKグスマンのセーブにあったもののリズムを出すと、先制点は蔚山に入ります。尹ビッカランの蹴ったCKから、ニアサイドに走り込んでいたCBのキム·ギヒの頭に合って、ティグレスゴールを破ることに成功します。
最初はパスミスも出て、フェレッティ監督が怒る場面もあったティグレスですが、やはりこのチームはジニャクのチームでした。メキシコで長くプレーして永住権も持つ、このフランス人を生かすことで流れを出しました。ティグレスボールのCKをニアサイドで触ってコースを変えてから、ゴール前のジニャクはまったくのフリーで、GKチョ·ヒョヌはノーチャンスのシュートでティグレスが同点に追い付きます。
試合を分けたのは、最近の国際大会で勝負を分けるポイントになることが多いVAR(ビデオ判定)でした。前半終了間際のティグレスボールのCKで、ゴールを決めていたキム·ギヒにハンドの反則があったと判定されPKになりました。こういう、微妙なプレーはVARがなかった時代は見逃されることが多かったですが、今はちょっとでも触れば厳しくPKを取るようになっています。このPKをジニャクが蹴ってゴールを決めて、ティグレスの1点リードで折り返します。
後半、蔚山はFWを交代させてリズムを戻そうとしましたが、シュート数でも12-6と上回ったティグレスがしっかり時間を使い、試合は2-1でティグレスの勝利に終わりました。シーズン中だったティグレスとは違って、オフ明けだった蔚山はチーム作りが難しい面はありました。この試合で勝ったティグレスは、南米王者パルメイラスと対戦します。何か戦い方を変えてくる可能性もあり、楽しみにしています。
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