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組織の中で生きる(興梠慎三)

2014-02-01 18:31:18 | 浦和レッズ
昨日のテレビ埼玉のGGRで、浦和FW興梠慎三選手のインタビューが放送されていました。興梠は浦和のキャンプ地の宮崎市の出身で、地元のサッカー名門校の鵬翔高校を卒業して鹿島に入団しました。鵬翔高校の一年先輩のMF増田誓志選手が鹿島にいたのも鹿島を選んだ理由と思います。

インタビューによれば興梠はもともとはMFで、鹿島でFWにコンバートされました。鹿島では柳沢敦がつけていた13番を受け継ぎ、2トップでプレーしていました。浦和も敵として興梠にはゴールも決められているはずですが、ワンタッチゴールが多いタイプなので忘れていました。

浦和に移籍したのは、ミシャが1トップに長身のポストプレーヤーを置かず、機動力のあるスピード型を重用するのが理由だと思います。興梠は1トップのポジションにすんなり収まり、昨年の13ゴールは悪くない数字だと思いますが、本人は「自分が20点取っていれば優勝できた」とあくまで向上心を持っています。

昨年のベストゴールは?という質問に興梠が答えたのは、意外にも自分のゴールでない名古屋戦の宇賀神のゴールでした。このゴールは鈴木啓太の縦パスをFWの位置から下りてきた興梠が受けて、興梠が宇賀神にスルーパスを出したゴールでした。

そういうゴールが好きなところを見ると、興梠という選手はストライカーにありがちなエゴイストではなく、組織サッカーの一員として輝くことに喜びを見いだすタイプだと思います。実際、PKは蹴りたいと思ったことはなく、インタビューアーの水内からは「(PKは)やめた方がいいですね」と言われていました。

ボールがいくつもつながってゴールになった場面には大抵興梠が絡んでいるので、長い間ノーゴールでも非難されることはない、ハードワーカーです。課題はファーストタッチだと思います。柿谷という、あまりにも上手すぎるファーストタッチを見てしまったので、厳しい要求だということはわかっていますが、興梠のファーストタッチは流れることもあります。

それでも、組織サッカーに憧れてミシャサッカーの浦和に来たのですから、これからもリズミカルなパス回しに興梠が絡んでいることに、是非とも期待したいです。

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