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フランス対モロッコ

2022-12-15 23:20:16 | ワールドサッカー
今朝4時から行われていた、W杯準決勝のフランス対モロッコの映像を前半だけ見ました。この両者の力関係を考えると、フランスが一方的に押し込み、モロッコは5バックで自陣に引いて我慢というイメージを持っていました。しかし、実際は違っていました。モロッコは3バックではあったものの、アウトサイドを下げて5バックで我慢した時間は短く、むしろ縦パスやドリブルで積極的に仕掛けてきました。

また、準々決勝でイングランドが実行したエムバペ対策は、この日のモロッコも実行してきました。右CBとボランチの1枚で最低2枚がエムバペに付くことで、取ってから右アウトサイドのハキミを使って速攻という狙いが見えました。それでも、一瞬でもマークが外れればエムバペは身体能力で独走できるので、そのあたりの駆け引きは見ていて楽しめました。

先制点はフランスに早い時間で入りました。今はゲームメーカーになっているグリーズマンが折り返したところをエムバペがシュートして、相手DFに当たってこぼれたところを、左SBのエルナンデスが体を回転させながらのボレーシュートで決めました。この失点はモロッコにとって誤算だったようで、前半20分で早くも負傷のCBサイスに代えて、ボランチの15番を投入して4-1-4-1に組み替えてきました。

モロッコではアンカーのアムラバトが効いていると感じます。普段はDFラインの前に残って、こぼれ球を拾ってつないでいますが、マークされていない選手なのでその隙を狙ってのドリブルも見せてきました。モロッコの強みは、右MFのジィエシュのところなので、何とかジィエシュにボールを出して彼の左足クロスを出せるように中盤はハードワークしてきました。

フランスは先制点の後は、そのモロッコの攻勢を受け止めながら、隙を狙うゲームプランに切り替えてきました。チュアメニのスルーパスにエムバペが反応するなど、速攻向きの選手はたくさんいるフランスなので、スコアこそ前半は1-0でフランスリードだったものの、まだわからないと感じるような展開が前半一杯続きました。

後半については、ビデオを見ることができれば書きたいと思います。

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