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新布陣の弱み(2/23広島対浦和)

2024-02-23 20:13:05 | 浦和レッズ
今日の浦和レッズのアウェイ広島戦は、0-2で浦和の敗戦に終わりました。今季から就任した浦和のヘグモ監督は戦術を4-3-3に一新しており、アンカーの新外国人グスタフソンを軸にウイングに回す、これまでとは異質なサッカーに挑みました。確かに、序盤はグスタフソンから両サイドにうまくボールが入り、グスタフソンのCKをチアゴ・サンタナがヘディングシュートを放った場面などには期待も持てました。

しかし、この日の広島は浦和の弱みをよく研究していました。浦和は、昨年までの4-2-3-1では中盤の上がり目に一人トップ下のMFがいるので、相手ボランチへプレスに行くことができました。しかし、今季の4-3-3ではこの位置は空白になるので、チアゴ・サンタナが降りて守備をするか、両サイドのMFが内に絞るしかありません。この日の浦和は、そのどちらもできていない印象です。

そのため、広島のダブルボランチの満田と川村がボールを扱いやすかったという、浦和の攻撃的な布陣のデメリットが出たのが広島の先制点の場面でした。川村が放ったミドルシュートに浦和のMFは誰もチェックに行けず、GK西川の手前でショートバウンドして西川が処理しにくい当たりだったことも災いして、こぼれ球を大橋に押し込まれました。

後半になると浦和のサッカーは悲惨な状況になってきます。まず、CFのチアゴ・サンタナが荒木の密着マークで消されます。チアゴ・サンタナがヘディングで競り勝つことができなかったので、長いボールを入れると広島に回収されました。また、浦和の強みになるかと思われたグスタフソンに、常に1枚がマークに付くようにして、グスタフソンがボールを出しにくい状況を作ってきました。

そんな流れの悪さが、小泉のトラップミスからのPK献上という、最悪のシナリオにつながりました。このPKはソティリウが蹴って枠を外したものの、チームの混乱状態は続き、その直後に東のクロスを大橋が頭で合わせたシュートが2失点目につながりました。さすがにヘグモ監督もこの状況は問題と見て、伊藤敦樹を下げて岩尾を入れてパス出しの箇所を増やす采配を打ちました。

その岩尾がCKから放ったヘディングシュートが、クロスバーを叩いた場面が浦和の見せ場でしたが、ゴールは決まらず浦和は無得点で敗戦ということになりました。途中出場の前田直輝のドリブルなど、面白いと感じた要素はあったので、次の東京V戦では1週間を使ってチームを修正し、勝利につなげて欲しいものです。

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