レッズレディースのサポなら誰でも知っているとは思いますが、浦和でトップ下の安藤は、なでしこジャパンでは右SBに入ります。確かに、右サイドの攻撃的な位置に安藤を置くと、前を向いて仕掛けたときは絶大な威力を発揮します。それで安藤ファンになったくらいです。
しかし、守備はレッズレディースではそれが必要な位置ではありませんから、得意ではないはずです。実際、今年の2月に静岡でなでしこジャパンの親善試合のロシア戦を見た限り、安藤のサイドに縦の速いパスを通されると、安藤は戻って来れないという弱点がありました。
ロシアは日本のスカウティングはほとんどやってなかったようで、執拗にそこばかりを狙ってはきませんでしたが、今回の豪州は女子W杯アジア予選で日本と対戦して特徴を知っていますから、安藤の右SBは正直どうよ?と思っていました。しかし、この試合では、安藤はあるテーマを持って試合に臨んだようでした。
それは「前から守備をする」ということです。とにかく、自分のサイドにボールがあるときは、スペースを埋めるのではなく、前からボールを取りに行こうという積極的な守備です。たまにかわされて空けた裏のスペースに通される場面はありましたが、それは磯崎、下小鶴のDFがカバーして埋めるという約束事になっているようでした。
安藤の得意なドリブルで、あわやゴールというシーンも作りましたし、自分が右SBにいるメリットを活かそうという姿勢は感じられました。安藤以外で注目したのは、ママさん選手の宮本(伊賀)です。ママさん選手だからという注目ではなく、DFラインからボールを引き出してチームに落ち着きを与えられるという存在感です。
今まで、守備的なボランチと言えば酒井の定位置でしたが、その酒井よりもっと守備的な宮本が加わることで、酒井が前に行け、格上相手の守備の安定感も得られます。大量点を狙いたい格下相手には使わない手でしょうが、アジア大会で対戦する中国、北朝鮮という強豪に勝負に持ち込むには宮本の存在が必要でしょう。
しかし、守備はレッズレディースではそれが必要な位置ではありませんから、得意ではないはずです。実際、今年の2月に静岡でなでしこジャパンの親善試合のロシア戦を見た限り、安藤のサイドに縦の速いパスを通されると、安藤は戻って来れないという弱点がありました。
ロシアは日本のスカウティングはほとんどやってなかったようで、執拗にそこばかりを狙ってはきませんでしたが、今回の豪州は女子W杯アジア予選で日本と対戦して特徴を知っていますから、安藤の右SBは正直どうよ?と思っていました。しかし、この試合では、安藤はあるテーマを持って試合に臨んだようでした。
それは「前から守備をする」ということです。とにかく、自分のサイドにボールがあるときは、スペースを埋めるのではなく、前からボールを取りに行こうという積極的な守備です。たまにかわされて空けた裏のスペースに通される場面はありましたが、それは磯崎、下小鶴のDFがカバーして埋めるという約束事になっているようでした。
安藤の得意なドリブルで、あわやゴールというシーンも作りましたし、自分が右SBにいるメリットを活かそうという姿勢は感じられました。安藤以外で注目したのは、ママさん選手の宮本(伊賀)です。ママさん選手だからという注目ではなく、DFラインからボールを引き出してチームに落ち着きを与えられるという存在感です。
今まで、守備的なボランチと言えば酒井の定位置でしたが、その酒井よりもっと守備的な宮本が加わることで、酒井が前に行け、格上相手の守備の安定感も得られます。大量点を狙いたい格下相手には使わない手でしょうが、アジア大会で対戦する中国、北朝鮮という強豪に勝負に持ち込むには宮本の存在が必要でしょう。