
空。西だったか東の方角だったか、わすれました。
いろんな雲が出ていて、うーん、秋なのか、夏なのか、。
昼前の写。
僕の前を職人が通り、
「お腹と背中がくっつくぞ」
と歌うようにひとりごちて言うものだから、
「え」
と僕が言うと、
「飯だ」
と職人は陽の下、東に歩々。
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「イルカたちと一緒にすごす一泊二日」
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鉢植えの黄色いバラ。
その一枚をちぎってみると、
とても手触りが良い。
バラの葉って、こんなにつるつるだとは知らなかった。
引っぱってもなかなかちぎれないし、
シルクみたいでした。
匂いを嗅いでみようとオジと鼻にくっつけて遊んでいると、
拍子に、鼻の横の油を取ってみたろ、と実験してみると、
本当に取れた。バラの葉があぶらとり紙になった。
へえー、なんてね。
バラの葉一枚で、結構、遊べるもので、
南口さんにも教えてあげた。
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花の命は短くて、
苦しきのみ多かりき。
とオジ発。
「どういう意味じゃ」
と僕。
「命は短くて、人生は苦しいことが多いんじゃあ」
とオジ。
続けてオジは、
「我は花より教わりし」
と発す。
「何」
と僕。
「創作だよ。つまりな、我々は花から教えてもらうことが多いんだよ」
とツバキノオジは言った。
何を教えてもらうのかは知らない。
ま、ただ、花を見ろ、ということじゃろう。
養老孟司さんも、学生に「一日15分は、自然物を見ろ」
と教えている(いた)らしい。
ああ、めちゃ、養老さんの本、読みたい気分。