NTTは9月6日、最先端の光技術によって瞬時に情報のやりとりができる次世代通信機器を、自動運転車などデジタル対応が進む自動車向け部品として普及させる考えを明らかにした。
世界での主導権獲得を狙う高速通信技術「IOWN(アイオン)」の基幹機器に位置付けており、2025年大阪・関西万博で公開する予定だ。
この通信機器は半導体などの部品を組み込んだもので「光電融合デバイス」と呼ばれる。
現在の通信技術が電気信号を光に変換して処理しているのに対し、光信号のまま処理するのが特徴だ。
NTTによると、デジタル対応した自動車は大量の電線やケーブルを束ねて搭載しているが、光電融合デバイスに置き換えることで大幅な軽量化や省電力化も期待できるという。
製造を担う完全子会社NTTイノベーティブデバイス(横浜市)を設立しており、2025年度の試作品出荷を想定。
2029年度の量産化を目指している。
アイオンは遠隔医療な合デバイスに置き換えることで大幅な軽量化や省電力化も期待できるという。
アイオンは遠隔医療などの分野で一部実用化が始まっており、NTTは2030年代に本格普及すると見込んでいる。
次世代の通信規格として賛同する米半導体大手インテルをはじめ、国内外の約120団体との連携を進めており、政府も開発や普及を支援する考えを示している。
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