米企業家のイーロン・マスク氏は4月8日、人工知能(AI)が2年以内には人間よりも賢くなるとの予測を述べた。
X(旧ツイッター)の音声サービス「スペース」で行われたインタビューで答えた。
自身も生成AIを開発する企業を立ち上げ、技術基盤を無償開放する方針を示しており、AIの進化に自信を示した。
マスク氏は、最も賢い人間よりも賢いAIの登場は「恐らく来年か、2年以内だろう」と述べた。
AIの危険性と規制の必要性を唱える一方、生成AIを開発する「X(エックス)AI」を率いる。
エックスAIが開発した対話型AI「Grok(クロック)」の最新版の学習が早ければ5月にも完了すると明かした。
「チャットGPT」を手がける米新興企業オープンAIの最新言語モデル「GPT4」よりも「優れているだろう」と述べた。
AIを巡っては、開発に適している米エヌビディア製の半導体の争奪戦が企業間で生じている。
マスク氏は、半導体の供給制約は緩和されつつあり、今後は電力供給が開発上の問題になるとの見通しを示した。
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