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コロナ 子ども3・9%に後遺症 熱やせき 嗅覚障害

2023年05月03日 | 新型コロナウィルス

国内で新型コロナウイルスに感染した子どものうち、発症から1ヵ月以上たっても続く後遺症がある割合は3・9%だったとの調査結果を日本小児科学会の研究チームが5月1日までにまとめた。

症状は発熱やせき、嗅覚障害、倦怠感などが目立ち、入院したり、学校や保育園などを休んだりしたケースもあった。

子どもの後遺症に関して国内でまとまった数のデータが判明するのは初めて。

大人に比べると少ないが、子どもも一定の割合で後遺症に悩んでいる実態が判明。

コロナの法的な取り扱いは5月8日に5類に引き下げられるが、後遺症の治療、相談体制の整備は今後も課題となる。

研究に関わった聖マリアンナ医大の勝田准教授は、「半年後までに良くなることが多いが、気になる症状があればかかりつけ医に相談してほしい」と呼びかけている。

2020年2月から2023年の4月11日までに学会のデータペースに小児科医らから任意で寄せられた0~15歳を中心とした20歳未満の感染者4606人の情報を分析した。

症状が明らかに他の病気の影響と考えられるケースは除外した。

1ヵ月後も症状が残っていたのは181人で30%に発熱やせき、18%に嗅覚害、17%に倦怠感、15%に味覚障害あった。

嗅覚や味覚の障害はオミクロン株が広がった2022年以降は発症する割合が減った。

他に腹痛や頭痛、下痢、嘔吐なども報告された。

数は少ないが筋肉痛、意識障害や胸の痛み、うつ状態の症例もあった。

大人ではオミクロン株流鍾剛の感染者の3~4人に1人に半年後も症状が出たと報告がある。


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