4月25日の試合で素晴らしい打撃を4回見た。
ひとつはY布選手のレフト前ヒット。ライナーで三遊間を抜けてくクリーンヒットだった。
それからM丸選手の2塁手の頭上を抜けるセンター前タイムリーもすごかった。そして、監督の三遊間をグラウンダーでまっぷたつのレフト前ヒット。
この3本の安打に共通するのは投球に対し、ボールをひっぱたくようなイメージで打って安打したからだ。だから、打球は早くなり、野手の間を抜けていく。
ただ当てにいったならこうはいかない。
プロ野球選手の言葉では様々な表現がある。「ボールをつぶす」「バットを振り下ろす」。様々な言い方があるが、感覚的には強い打球を打つイメージであろう。
M丸選手の打球はやや詰まっていたが、中前までボールを運んだ。それはおもいっきりボールをひっぱたいたからこそであると思う。
これまでのM丸選手のバッティングはどちらかといえば、当てにいくようなフォームだった。当てにいこうと思えば、思うほどボールは当たらない。ボールを叩いて打うというのは、ある程度スイングスピードを早くしなければいけない。スイングが早くなればその反動でフォロースルーが自然にできるようになる。つまり「振り切る」ことができる。
プロ野球の世界でポテンヒットが出たときによく使われる言葉がある。
「振り切ってるから」打球を運べるのだと。
つまり、ポテンヒットはただ幸運なヒットではないのだ。ボールを叩いて振り切ってるからこそ、生まれるヒットなのだ。
しかしながら、振り切ることと振り回すということは違う。これがバッティングの難しさなのだが、人とは欲深いもので、ついついもっと早い打球、もっと遠くまで飛ばす打球を求める結果、振り切ることと、振り回すことを勘違いしてしまう。
最後に、もう1本の安打について述べてみたい。
手前味噌で申し訳ないが、わたしの2打席目、ライト前にライナーでもっていったタイムリーヒットである。
この日の試合、わたしはタイミングがばっちりだった。その前の打席で左中間を抜ける2塁打を打っていたが、ボールがよく見えていた。
2打席目は相手バッテリーの配球が手に取るようにわかった。
初球、スローカーブが外角にきまり、ストライク。
前の打席でわたしは膝元のスライダーを2球見送り、3球目のストレートを長打したことをこのバッテリーはよく覚えていた。つまり、この打者は直球狙いだと。だから、バッテリーはカーブでストライクをとった。2球目はストレートが外角高に外れボール。この2球目の意図が解せないのだが、様子を見てきたか、それで打ち取れると思ったのかよく分からない。しかし、わたしのバットが動かなかったものだから、バッテリーは少し混乱したはずだ。「ストレート狙いじゃないのか」と。
わたしの中ではイメージがあった。膝元に落ちてくるスライダーを捉えようと。だから、そのボールを投げさせるように、こっちからもっていけばいいいのだ。
その狙いは思ったよりも早く訪れた。
3球目がそれだったのだ。
だが、バッテリーの意図はストライクゾーンからボールゾーンになるスライダー。その見極めは最初の打席でついている。
ボールカウントは2-1のバッティングカウント。カウントを悪くしたくないから、ストレートで来ると読んでいたら、案の定真ん中低めにストレートが来た。この打席、1度もまだ振っていなかったから、とりあえず振ってみた。ボールは辛うじてバットにあたり、捕手のミットを弾いて後ろに転がっていった。カウント2-2。投手の背後で遊撃手が声をかける。「タイミング合ってきたよ」。この瞬間核心した。「膝元のスライダーだな」。バッテリーの意図はストレートにタイミングがあってるからスライダーは打てないだろう。
いや、わたしは最後にそのスライダーを仕留めようと思っていたんだから。
それまでのスライダーはこれまでストライクゾーンからボールとなる抜群のコントロールだったが、その最後の球は落差が甘かった。見送れば或いはボールだったかもしれない低い球道をわたしはバットにひっかけるようにひろってライト前に運んだ。からだはやや崩れていたが、それほど泳いでもなく、フォロースルーもきれいだったと思う。
かなり自分の中でも納得のいくバッティングだった。
試合後、監督から打撃の連続写真をもらった。残念ながら、その打席のものではないが、これを見る限り、去年の1割にも満たない打率のときと比べ、かなり調子が戻ってきている。
まだ、余計な動きもあるが、まずまずだと思う。よし、今週も打つゾ!
ひとつはY布選手のレフト前ヒット。ライナーで三遊間を抜けてくクリーンヒットだった。
それからM丸選手の2塁手の頭上を抜けるセンター前タイムリーもすごかった。そして、監督の三遊間をグラウンダーでまっぷたつのレフト前ヒット。
この3本の安打に共通するのは投球に対し、ボールをひっぱたくようなイメージで打って安打したからだ。だから、打球は早くなり、野手の間を抜けていく。
ただ当てにいったならこうはいかない。
プロ野球選手の言葉では様々な表現がある。「ボールをつぶす」「バットを振り下ろす」。様々な言い方があるが、感覚的には強い打球を打つイメージであろう。
M丸選手の打球はやや詰まっていたが、中前までボールを運んだ。それはおもいっきりボールをひっぱたいたからこそであると思う。
これまでのM丸選手のバッティングはどちらかといえば、当てにいくようなフォームだった。当てにいこうと思えば、思うほどボールは当たらない。ボールを叩いて打うというのは、ある程度スイングスピードを早くしなければいけない。スイングが早くなればその反動でフォロースルーが自然にできるようになる。つまり「振り切る」ことができる。
プロ野球の世界でポテンヒットが出たときによく使われる言葉がある。
「振り切ってるから」打球を運べるのだと。
つまり、ポテンヒットはただ幸運なヒットではないのだ。ボールを叩いて振り切ってるからこそ、生まれるヒットなのだ。
しかしながら、振り切ることと振り回すということは違う。これがバッティングの難しさなのだが、人とは欲深いもので、ついついもっと早い打球、もっと遠くまで飛ばす打球を求める結果、振り切ることと、振り回すことを勘違いしてしまう。
最後に、もう1本の安打について述べてみたい。
手前味噌で申し訳ないが、わたしの2打席目、ライト前にライナーでもっていったタイムリーヒットである。
この日の試合、わたしはタイミングがばっちりだった。その前の打席で左中間を抜ける2塁打を打っていたが、ボールがよく見えていた。
2打席目は相手バッテリーの配球が手に取るようにわかった。
初球、スローカーブが外角にきまり、ストライク。
前の打席でわたしは膝元のスライダーを2球見送り、3球目のストレートを長打したことをこのバッテリーはよく覚えていた。つまり、この打者は直球狙いだと。だから、バッテリーはカーブでストライクをとった。2球目はストレートが外角高に外れボール。この2球目の意図が解せないのだが、様子を見てきたか、それで打ち取れると思ったのかよく分からない。しかし、わたしのバットが動かなかったものだから、バッテリーは少し混乱したはずだ。「ストレート狙いじゃないのか」と。
わたしの中ではイメージがあった。膝元に落ちてくるスライダーを捉えようと。だから、そのボールを投げさせるように、こっちからもっていけばいいいのだ。
その狙いは思ったよりも早く訪れた。
3球目がそれだったのだ。
だが、バッテリーの意図はストライクゾーンからボールゾーンになるスライダー。その見極めは最初の打席でついている。
ボールカウントは2-1のバッティングカウント。カウントを悪くしたくないから、ストレートで来ると読んでいたら、案の定真ん中低めにストレートが来た。この打席、1度もまだ振っていなかったから、とりあえず振ってみた。ボールは辛うじてバットにあたり、捕手のミットを弾いて後ろに転がっていった。カウント2-2。投手の背後で遊撃手が声をかける。「タイミング合ってきたよ」。この瞬間核心した。「膝元のスライダーだな」。バッテリーの意図はストレートにタイミングがあってるからスライダーは打てないだろう。
いや、わたしは最後にそのスライダーを仕留めようと思っていたんだから。
それまでのスライダーはこれまでストライクゾーンからボールとなる抜群のコントロールだったが、その最後の球は落差が甘かった。見送れば或いはボールだったかもしれない低い球道をわたしはバットにひっかけるようにひろってライト前に運んだ。からだはやや崩れていたが、それほど泳いでもなく、フォロースルーもきれいだったと思う。
かなり自分の中でも納得のいくバッティングだった。
試合後、監督から打撃の連続写真をもらった。残念ながら、その打席のものではないが、これを見る限り、去年の1割にも満たない打率のときと比べ、かなり調子が戻ってきている。
まだ、余計な動きもあるが、まずまずだと思う。よし、今週も打つゾ!
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