Tコン機器を出ると目の前に古びた木造の酒屋を見つけた。もしやと思って中を覗くと、案の定角打ちだった。けれども、中へ入れない。
足がすくんで。
これまでも入りづらい角打ちをことごとく制覇してきた積もりだったが、この鈴木酒店という店はどうしても入れなかった。理由は明確ではないが、常連と思われる客が楽しそうに談笑する中に割って入ることがとても困難に思えたからだ。
そのまま歩いてJR鶴見駅まで戻った。駅の西口には立ち飲み屋らしき店は見つけられなかった。
駅の構内を通り、東口に出ると立ち飲み屋はすぐ見つけることができた。
「大門」。そしてその向こう側に「とんちゃん」。
2軒の立ち飲み屋がJR線と京急線の駅に挟まれたエリアにひしめいていた。
大きな提灯に渋い藍染めの暖簾が「大門」。
プレハブらしき建物にチェーン店のような店構えが「とんちゃん」。
本格居酒屋の雰囲気すら漂う「大門」に入ってみることにした。
結果的にこの判断は正しかった。4ヶ月後に再び同地を訪れると「大門」は店舗の移転を終えた後だったからだ。
店は鰻の寝床のように長い。手前がカウンターで立ち飲みスペース。奥は椅子とテーブルがあるのが見える。はじめ、隣の店舗とは違う店かと思ったが、同一店の様子。隣は完全に椅子とテーブルが置かれている。
生ビールはキリンラガー。380円は安い。
そして、つまみに頼んだ「牛もつ煮込み」(400円)が秀逸だった。腸だけでなく、センマイも入っており、誠に味わい深い。様々なホルモンが大きな鍋にて煮込まれているのがよく分かる。煮込みはやはり大鍋で煮込まなければいけない。小分けにして小さい鍋で温めている居酒屋の光景をたまに見るが全くいただけない。
その点、「大門」の煮込みは真似ができないコクが舌と喉を刺激する。これはマジでうまい!
そして、スープ。
スープは塩味、澄み切ったつゆは味のいいラーメンのようだ。
これだけウマイ、ホルモンを食わせてくれるのならと、「マルチョウ」の串焼きを頼んだが、これは期待外れ。確かに「マルチョウ」は脂っこいが、これほどアブラーだったとは!
生を飲み干して「ホッピー」に。セットが380円とは良心的!ホッピーは1冷。ホッピー外だけが冷やされている。
中身の焼酎は不明。でもキンミヤではなさそう。
「マルチョウ」の口直しに「手作りポテトサラダ」(300円)を注文。これがまた格別だった。タッパーから取り出して盛りつけられたそれはまぎれもなく手作りそのもの。
「その居酒屋を知りたいなら、まず「煮込み」と「ポテサラ」を注文すべし」という格言があるが(ホントかよ!)、この店の料理人はまぎれもなくいいセンスと腕をしていると言い切れる。
店はわたしが飲んでいる17時過ぎから店を辞去するまでの18時まで結局誰一人入ってこなかった。
外は扉がなく開け放しで、京急線からJR線に乗り換える人々が多く通りかかる。ぼんやりと外を見ながら飲んでいるわたしの彼ら彼女らは冷たい一瞥を投げかける。
ホッピーの中身(200円)を何度かお代わり。
やはり1本のホッピーに対して、中身おかわりを2杯という量である。
いいお店だと思う。
でも、お客が入っていないのが気になる。
足がすくんで。
これまでも入りづらい角打ちをことごとく制覇してきた積もりだったが、この鈴木酒店という店はどうしても入れなかった。理由は明確ではないが、常連と思われる客が楽しそうに談笑する中に割って入ることがとても困難に思えたからだ。
そのまま歩いてJR鶴見駅まで戻った。駅の西口には立ち飲み屋らしき店は見つけられなかった。
駅の構内を通り、東口に出ると立ち飲み屋はすぐ見つけることができた。
「大門」。そしてその向こう側に「とんちゃん」。
2軒の立ち飲み屋がJR線と京急線の駅に挟まれたエリアにひしめいていた。
大きな提灯に渋い藍染めの暖簾が「大門」。
プレハブらしき建物にチェーン店のような店構えが「とんちゃん」。
本格居酒屋の雰囲気すら漂う「大門」に入ってみることにした。
結果的にこの判断は正しかった。4ヶ月後に再び同地を訪れると「大門」は店舗の移転を終えた後だったからだ。
店は鰻の寝床のように長い。手前がカウンターで立ち飲みスペース。奥は椅子とテーブルがあるのが見える。はじめ、隣の店舗とは違う店かと思ったが、同一店の様子。隣は完全に椅子とテーブルが置かれている。
生ビールはキリンラガー。380円は安い。
そして、つまみに頼んだ「牛もつ煮込み」(400円)が秀逸だった。腸だけでなく、センマイも入っており、誠に味わい深い。様々なホルモンが大きな鍋にて煮込まれているのがよく分かる。煮込みはやはり大鍋で煮込まなければいけない。小分けにして小さい鍋で温めている居酒屋の光景をたまに見るが全くいただけない。
その点、「大門」の煮込みは真似ができないコクが舌と喉を刺激する。これはマジでうまい!
そして、スープ。
スープは塩味、澄み切ったつゆは味のいいラーメンのようだ。
これだけウマイ、ホルモンを食わせてくれるのならと、「マルチョウ」の串焼きを頼んだが、これは期待外れ。確かに「マルチョウ」は脂っこいが、これほどアブラーだったとは!
生を飲み干して「ホッピー」に。セットが380円とは良心的!ホッピーは1冷。ホッピー外だけが冷やされている。
中身の焼酎は不明。でもキンミヤではなさそう。
「マルチョウ」の口直しに「手作りポテトサラダ」(300円)を注文。これがまた格別だった。タッパーから取り出して盛りつけられたそれはまぎれもなく手作りそのもの。
「その居酒屋を知りたいなら、まず「煮込み」と「ポテサラ」を注文すべし」という格言があるが(ホントかよ!)、この店の料理人はまぎれもなくいいセンスと腕をしていると言い切れる。
店はわたしが飲んでいる17時過ぎから店を辞去するまでの18時まで結局誰一人入ってこなかった。
外は扉がなく開け放しで、京急線からJR線に乗り換える人々が多く通りかかる。ぼんやりと外を見ながら飲んでいるわたしの彼ら彼女らは冷たい一瞥を投げかける。
ホッピーの中身(200円)を何度かお代わり。
やはり1本のホッピーに対して、中身おかわりを2杯という量である。
いいお店だと思う。
でも、お客が入っていないのが気になる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます