居酒屋さすらい 0497 - 夜は酒場に変身 - 「駅のおそば屋さん」（台東区上野）

震災から３日後、なんだかやるせない気持ちを抱えて家路に着こうとしたが、どうも気持ちが収まらない。
御徒町の「味の笛」で一杯やっていこうかと思ったら、震災の影響なのか、閉まっていた。
どうにもこうにも、飲みたい気持ちは募る一方なので、仕方ないから御徒町駅南口の改札前にあるそば屋に入ることにした。
決め手はホッピーののぼり。そして「酒処」と書かれた提灯。

店の外にある券売機で食券を購入。
生ビール（中）が450円、これはこの界隈ではちょっと高い。
「味の笛」の300円を基準に考えれば、150円差は大きな差である。
ビールはスーパードライ。
だが、この日のわたしは「ホッピー」（370円）からスタートした。
つまみは「かけそば」と「冷奴」（250円）である。

食券を持ってカウンターへ。
これは、「富士そば」でも「ゆで太郎」でも同じ駅の近くのそば屋さんと同じだ。
そうやって、待つこと3分程度、自分のオーダーのものがカウンターに出てくれば、それを持って、テーブルに向かうという流れである。
店の中は、けっこう広い。
席数は10以上あって、かなりゆったりとしている。

つまみも豊富。
「玉ねぎスライス」が200円（オニスラと言わないところがいい）。
「ポテトサラダ」が200円といったものから「豚バラキムチ炒め」（350円）や「大和芋磯辺揚げ」（450円）というものまである。
これは、ちょっとした立ち飲み屋よりも重宝できるお店かもしれない。

ホッピーのナカは200円。
これがちょっと高いなと思う。
ちなみにホッピーは２冷。ナカは多分、キンミヤではないと思う。

働いているおばちゃんとおじさんのまったり感がいい。
ちなみに現在は、「おかち庵」というちょっと小ぎれいなお店に変わっている。