AタライフのM谷社長から4年ぶりに連絡が来た。取材してほしいという。久しぶりに西高島平の駅に降りた。すると、いきなり残念なことがあった。駅に隣接した居酒屋、「田庄」はもう跡形もなかった。街の居酒屋は今、ものすごい勢いで閉店している。末広町の「北谷食堂」御徒町の「西口やきとん」、東十条の「串八珍」、四谷四丁目の中華居酒屋などなど。この数ヶ月で急に閉業する店が増えた。さて、「田庄」がなくなり、帰りはどこへ行こうか。
新板橋で降りるか、それとも巣鴨まで行くか。悩ましい。新板橋にはまだ見ぬ立ち飲み屋があるらしい。調べてみると、営業が確認できないと記載されていた。一方、巣鴨には、まだ行ったことのない「晩杯屋」があったはずだ。営っているか分からないよりも確実に開いている店に行くか。そう思って巣鴨に向かった。
巣鴨で飲むのも久しぶりだった。多分、「でかんしょ」以来。やはり4ぶり。
「晩杯屋」はすぐに見つかった。なんと、キャバクラとキャバクラの間に挟まれた店舗。店の両側に客引きがいるという異様な光景。その間を縫って店舗に入る。店は意外に広い。これはいい物件を見つけたもんだ。店舗入口から向かって右側がカウンター、それ以外は長テーブルが何列も連なる。両方ともソーシャルディスタンシングに配慮されている。
自分はカウンターに陣取り、「ゴールデンチュウハイ」をオーダー。そして、注文用紙に、「マカロニサラダ」と「チーズカリカリ」を書いて提出した。メニューを眺めてみた。あ、やっぱりまだ、「レバホルモン」は復活していないのか。
「ゴールデン」、うまい。
「マカロニサラダ」もうまい。
「晩杯屋」も店舗が随分増えた。ただ、急拡大して、創業のスピリットが薄まったのか、それとも飲兵衛に飽きられてしまったか。巣鴨店の食べログ点数が低い。そのポイント、3.08。
「晩杯屋」はこの店で19店舗目。今まで最悪だった「晩杯屋」は「八王子」だったが、その店に比べるとそんなに悪くはない。だが、何故こんなに点数が低いのかが分からない。
「ゴールデンチュウハイ」をお代わりし、「小松菜ナムル」をオーダー。
初めて注文した「小松菜ナムル」は驚きの旨さだった。小松菜でナムルというアイデアつまみ。これなら家でも作れそうだ。
いつもは3杯飲む、「ゴールデンチュウハイ」だが今夜はこれでストップ。実は、「晩杯屋」に来る前に、何気なく商店街の方を見ると、「ときわ食堂」と書かれた看板を見つけた。遠くから見ただけだが、雰囲気が良さそうだ。「ゴールデンチュウハイ」を飲みながら、食べログを検索するとポイントが高い。
やっぱり。
という訳で2杯だけ飲んで、「晩杯屋」を後にした。
この値段で営っていけるんだろうか?って思ったです。
いちばん高かったのはハムカツ、それでも310円でしたからねぇ。
そうなんですよ。安いんです。だから、ポーションも一人分で小さいんです。
多分、沢山作って、小分けするのでしょう。立ち飲みの最大チェーンですから、大量仕入れのスケールメリットもあるのかと。
この店で会計が2,000円を超えたことはありません。