今、日本で最もタチノミストが分布している地点は上野アメ横だろう。
朝7時から営業する「たきおか」はだだ広い店舗を構え、一気にアメ横の立ち飲みをメジャーなものにさせた。そこに割って入ってきたのが「カドクラ」である。「たきおか」の目の前にオープンさせたのが、09年のことだったか。
王者「たきおか」に挑む、挑戦者「カドクラ」の闘いは無謀とも思えたが、なんと後発ながら地道に客の心を捉えていった。
昨春頃から、客の入りでは互角ではないかと思えるほどの盛況ぶりになった。
もっとも、「たきおか」の店舗のほうが広いから、見た目に多少客の入り方に余裕があっても、かなり動員しているはずで、一方の「カドクラ」は「たきおか」に比べて、やや狭いから、一見満員に見えても、実は「たきおか」の方が客は多いという場合もあろう。ともあれ、活気に満ちているのは、今や断然「カドクラ」ではなかろうか。
実は、わたくし熊猫、最近はめっきり「たきおか」の本店にはご無沙汰だ。「たきおか2号店」には足を運んだが、すっかり「カドクラ」にばかり足を向けている。
何故か。
まずは「雰囲気」である。
立ち飲み独特のリズムは「カドクラ」に軍配があがる。もっとも、「カドクラ」は路上にはみだしてテーブルが出るので、自ずと客が店頭で飲む形になる。したがって、活気あるように見えるのは必然的に「カドクラ」ということになる。
次に「ホッピー」の白があるのが「カドクラ」である。「たきおか」は黒しか置いていないのである。
これはポイントが高い。わたしは断然白派だからだ。
生ビールの値段が「カドクラ」の方が安い。350円の生は「たきおか」に比べ40円安である。両店ともスーパードライという点がタマに傷だが。
「煮込み」が150円だから、生と煮込みで500円!つまり、ワンコインでこれらを注文することができるのだ。
ワンコインといえば、赤羽の「いこい」と「喜多屋」である。
すぐ出てくるつまみがメニューに表示されているなど、その小さな気配りがまた嬉しい。
焼き物は「カドクラ」の方が素材と焼き具合で勝っているとわたしは評価する。なにせ、母体が焼肉屋だから、仕入れの部分では、負けるわけにもいかないだろう。
だから今、このアメ横の立ち飲みで最も勢いのある店が「カドクラ」だと思う。
その熊猫、2010年は計5回も「カドクラ」に行ってしまった。
立ち飲み屋では断然「カドクラ」派だった。
しかしながら、あえて言おう。
「たきおか」と「肉の大山」だけでは、このアメ横立ち飲みの隆盛はなかったと思う。「カドクラ」が出来たことによって、そのシナジーが発揮されたのだと思う。
17時を過ぎると、この50mもない短い立ち飲み小路は100人から多いときでも300人近くが立って飲んでいるのではないだろうか。
まさに強烈な立ち飲みストリートといえるだろう。
今後も「たきおか」と「カドクラ」の熱い戦いぶりをウォッチしていこうと思う。
※2014年5月現在のアメ横立ち飲み界
此の所カロリーを考えて酒を飲むので…(涙)
つまみは軽~く、美味い酒を飲みたいと思う様になりました。
日本酒なんかも毎月内幸町の酒プラザ等で唎き酒をしていると「純米大吟醸無濾過生原酒」などが好きになり、そんな酒を置いている店は料理が高級でカロリーが高く1品で帰るわけにもいかないので、いい酒を置いてる「角打ち」を探しています。
ワインは恵比寿の「YAMAMOTO/SAKETEN」で世界中の安ワインからロマネコンティまで何でもおいてあり小売価格でキチンとしたワイングラスやフルートぐらすで飲めます。
日本酒は芝の「有澤酒店」で銘酒・鶴齢の全種が味わえますし多少質は下がりますが四谷の「鈴傳」や今年から高級ワインとオードブルの会を毎月催すという「相模屋酒店」等で楽しめますが、なかなか満足できる店がありません。
昨年奈良で見つけた「春鹿」の酒造元の有料試飲場はつまみも酒も雰囲気もよく満足でした。
昔から神楽坂にある酒処「伊勢藤」は雰囲気もつまみ(お通し・一汁四菜)もいいのですがビールも無く酒は安酒の「白鷹」のみというのが困ります。
同じ普通酒でも根岸の「鍵屋」は菊正・桜正宗・大関があり甘辛で選べるので少し楽です。
家飲みが嫌いなので夫婦揃って又今年もいい店を探します。
今年はまだ行っていませんが湯河原温泉に泊まって毎日散歩の途中に寄る「灘や酒店」は雰囲気・酒・つまみ・CP全てがいい稀な店でそれを理由にに毎月のように湯河原温泉に足を運びます(笑)
今年もよろしくお願いします~♪
わたしは40歳を前にして、いくつか健診で引っかかってしまいました。
酒の飲み方はティコさんを見習いたいとつくづく感じるようになりました。
有澤酒店さんは09年立ち飲み部門のアワードを獲得しました。ホントにいいお店です。
鍵屋は訪問したいと思っていながら、なかなか実現しません。敷居が高いかなと思っているのですが、先般のティコさんのブログで拝見して、わたしの思い違いかなと感じているところです。
今年は久しぶりにお目にかかりたいですね。