そばが大衆的になった江戸時代以降、最もエポックメイクな出来事といっていいだろう。
フライドポテトとそばの邂逅。
クルマ業界は今、「100年に一度の変革期」と言われているが、それ以上の革命。そば界300年に一度の変革と言ってもいいだろう。
しかも、都内の駅そばの雄「新田毎」が、いち早く、このメニューを取り入れた。あの頑固そうな調理場のおじさんが、このメニューを採用したのである。
ゲテモノか、それとも話題性か。
一見するとミスマッチな組み合わせにも見えるが、なかなかどうして。これがうまいのである。ポテトの塩味がそばつゆに溶けるとともに、脂分もじわっと広がるのだ。
ポテトだから、コロッケっぽいでしょとは左にあらず。鈍重なコロッケに対し、洗練されたフライドポテトは、しゅっとしてエッジが効いてる。
実はもう、このメニューは、「新田毎」のラインナップから消えた。単なる一時的なブームに終わったのである。そういう意味では、そば界に変革を起こしたとはいえないかもしれない。
でも、そば界に一筋の光を見いだしたのは確かかも。もっとそばはクリエイティブになれるはずだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます