中継ぎの「ほていちゃん」を出て、いよいよ抑えのエース、「兆楽」へ。これ、渋谷、勝利の方程式。
久しぶりに「兆楽」で酒が飲める。
緊急事態宣言明け、ハロウィンも近く、さすが渋谷の町中華は混雑している。辛うじて、カウンターが空いており、座ることができた。自分の席の2軒隣の若い女性は一人客。瓶ビールを片手に何かがっついている。鬼気迫る表情で。
「紹興酒と『ルースー春雨』」。
男性にオーダーした。
炒飯でもなく丼でもなく、ましてや焼きそばでもない。春雨。「兆楽」が誇るルースーシリーズの隠し球。怪鳥が最も勧めた一品だが、自分は最も敬遠した一品。今、ようやくそれをオーダーした。その一品は〆のメシではなく、つまみとしてはどうかな? と最も頼りなげに見えたが、実はそうではなかった。
むしろ、〆に最適だったし、つまみとしてはルースーシリーズの中でも最強だった。
うまいやん。
春雨の優しい喉越しがいい。しかも限りなくアジアンだし。
あっという間に、紹興酒の小瓶がなくなった。慌てて、お代わりをオーダーする。実はその頃から、記憶が曖昧になる。
無理もない。ビール2杯にホッピー。そして紹興酒の小瓶2本目。自分としては飲み過ぎだ。
この日、取引先と次年度の話し合いをした。どうやら次年度も引き続きお仕事をいただけそうだ。だから、舞い上がっちゃったのかもしれない。でもね、年に何回か、こんな日はある。
春雨って好きなんだよね。麺より罪悪感が無くて・・・・・。
最後に辿り着きました。
罪悪感ねぇ。確かにそうかも。
しかし春雨って、なんてセンチで感傷的な名前なんだ!?