思いがけず祐天寺に行くことになった。祐天寺なら、あの店に行ける。
「もつやき ばん」。
噂に違わずいいお店だったから、また再訪したいと思っていたが、いかんせん自宅からは遠い。何か用事でもなければなかなか行くこともない。
15時開店の「ばん」。この日は17時前にお店に入ると店内はほぼ満席。でも一人客だからなんとか無事に席を確保できた。
「ばん」といえば自分好みにスクイーズできる「レモンサワー」(400円)。
「鳥勝」のレサワは焼酎ダイヤの甘みがあり、もつ焼きに絶大な相性の良さを発揮するが、「ばん」のサワーは生のレモンが爽やかさを高めて、口の中をリセット、もつをおいしく引き立ててくれる。さすがレモンサワー発祥の店である。レモンサワーで忘れてならないのが、東十条の「埼玉屋」か。マルゲリータ風のレサワとシャリキンの焼酎で唯一無二のもつ焼きワールドを展開する。これが東京三大レサワだろうか。
ともかく、「ばん」に行けばレサワはマストだ。
まずは「コブ刺し」(280円)をいただき、焼き物に着手。こぶとはこぶくろのこと。にんにくとしょうがをたっぷりつけてくれ、思わずにんにくの誘いにくらくらきちゃう。
焼き物はタンとカシラ。あ、レバー(各100円)もタレで。
「ばん」は名店なのにお店の人の腰がとにかく低い。だから、お客さんに支持されるんだと思うけど、おいしくて安くて、居心地がよいという三拍子の揃い踏みはなかなかない。そんでもって15時開店でしょ。近所にあったら毎日でも行きたくなる。
「マカロニ」(280円)で箸休め。
自分が座ったところは入口の手前だから、ドアの開閉で外の空気が一気に入って、その度に店員さんが、「寒くないですか」と気にしてくれる。この気遣いだけで、心が温かいよ。
〆は「レバカツ」(180円)で。
これでもう自分メニューをコンプリート。
やっぱり最高で最強。もう、ワクワクしっぱなしのお店。次回はいつ来れるかな。
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