猟奇的な事件としてまだ記憶に新しい、座間の9遺体事件。事件当時、自分はとある会社の社内報を請け負い、2ヶ月に一度、座間市に通っていた。小田急線の相武台前駅、9月30日に公判がスタートする被告は、この相武台前駅で被害者らと落ちあっていたという。自分はもっぱら、駅の南口を利用したが、被告は住居の位置関係からすると恐らく北口を利用していたと思われる。何度か、相武台前駅周辺を散策し、北口に出たことがあるが賑わっているのは、その出口である。
残念ながら、相武台前駅には立ち飲みはなく、相模大野や町田に流れたためこの地で酒を飲んだことはない。一店だけ気になる町中華があり、この日はその店に向かったが運悪く休業のようだった。そこでどうしようかとなり、町田に行こうかとも思ったが、昼ごはんを抜いており、酷く腹が減っていたので、ここでなんとかしようと考えた。すると、駅北口側、駅と直結している商業施設に「サイゼリヤ」が見えた。
あぁ、もう「サイゼリヤ」しかないな。
最近、「居酒屋さすらひ」はナショナルチェーンばかり。ちょっと不服だけど、安心して食べて飲めるし。しかも「サイゼリヤ」は安価でうまいし。
「マルゲリータピザ」と白ワインのデキャンタ500ml。
これで充分。いや、もう充分すぎる。
仕事が終わって、最高のひととき。
店内から、ふと駅の改札の方を見やる。あの事件の被告はこの通路を幾度もなく通ったことだろう。座間市といっても、地味なこの小さな町で起きた惨劇。
あぁ、やっぱり気が滅入ってきちゃうな。せっかくの「サイゼリヤ」なのに。
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