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居酒屋さすらい0865 - 居酒屋以上のあてを出す小樽の角打ち - 「小樽酒商 たかの」(小樽市稲穂)

2015-05-17 17:14:12 | 居酒屋さすらい ◆地方版

小樽に角打ちがあることはみーさんから聞いていた。

「おたる酒商 たかの」。

だが、実際にみーさんに連れていってもらうと、そこがイメージしていたよりも、かなり居酒屋然としていて驚いた。もはや、角打ちの域を超えていて、居酒屋なのである。

角打ちの雰囲気はそのままである。

例えば、ごくごく簡単な、二次利用したようなテーブルなど、チープ感があふれる店内はまさに角打ち。

しかし、このメニューはどうだろう。

「もつ煮込み」(300円)

「いか刺松前」(300円)

「にしん切り込み」(300円)

「いぶりがっこクリームチーズ」(500円)

「うにどうふ」(400円)

 

これはすごい。東京の居酒屋でもこんな豪華な肴は出てこない。

これが小樽の角打ちの実力なのか。素晴らしい。

 

みーさんと2階にあがると、満員の客が振り向き、口々に「みーさん」と呼んだ。

さすが、みーさん、街の顔。

日本酒の品揃えはさすが。巨大な冷蔵庫に何十本もの一升瓶が入っている。その横にお父さん。そこで、お酒を注文するシステム。

肝心のお酒の種類は失念したが、とにかく酒の種類にはただただ圧倒された。

 

店の外にはこんな看板があった。

「以前から当店2Fを気になっていたが、なかなか入れなかった方、ご安心ください。新しい日本酒の世界が開けるはず」と書いてある。

でも、やっぱりこの雰囲気は入りにくい。だって、雰囲気が町内会みたいだから。特にわたしのような一人で酒場に入る身にとっては。

だが、一歩この世界に入ると、新たな日本酒の世界が開けるのは確かである。日本酒のプロがその飲み方を含めて指南してくれるはず。

 

みーさんによると、同店は最近、札幌にもお店を出したとのこと。

もし、東京に店を出したとしたら、それはもう大騒ぎになるのではないか。レベルの高い角打ちである。

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