「チャパティ」はご存知?
北インドのポピュラーなカレーのお供。
ナンよりも一般的なパンです。食堂では誰もが「チャパティ」を食べています。
友人のふらいんぐふりーまん師が、昨年ボクに「チャパティ」を作ってくれました。
それがおいしかったこと。
そこで、ボクもチャパティの素、「アター」を田原町の「アンビカ」で買いましたが、なかなか作る踏ん切りがつきませんでした。
今回、意を決して、作ってみました。
参考にしたのは、シャンカール・ノグチさんの「インドカレー名店のこだわりレシピ」。
全粒粉である「アター」に水を加えると、パン生地のようになりました。
これをこねるのがたまらなくおもしろい。
人がパンづくりや蕎麦づくりにはまるのも頷けます。
ただ、生地を伸ばしていくのが大変です。
麺棒がないので、手でのばしましたが、時間ばかりかかってうまくいきません。
シャンカールさんの本には、2~3mmに伸ばすとしていましたが、薄くすると生地が破れてしまい、仕方なく厚めになってしまいます。
この形作りが難しいです。
次にフライパンで焼きますが、油を敷かずに正解でした。
ただ、我が家のグリルは、フライパンの温度が上がると、センサーで火力を下げてしまうので、この場面でも苦戦しました。
焼き上がりの感想は、「チャパティ」が固いという点。これは、整形が厚めになってしまったことが関係していると思うのですが、もしかすると、水での加え方に問題があったのかもしれません。
ただ、「チャパティ」の色が茶色すぎるのが気になりました。本場の「チャパティ」はほぼ白いです。
確か、ふらいんぐふりーまん師が作ってくれた「チャパティ」も同じ色でした。
でも、「チャパティ」のおいしさは断然、ふらいんぐふりーまん師のほうがおいしかったです。
ともあれ、一応形的には出来上がった「チャパティ」。
なんとか、食べられます。
そうそう、カレーは、いつものようにカレー番長水野仁輔さんの「スパイスカレー」で作りました。
でも、なんだかんだ言っても、インドカレーには、やっぱり「チャパティ」がよく合います。
さて、そんなチャパティだけど、こねてる時にやたら手にくっつかなかった?
全粒粉だから水分量がなかなか難しいみたいなんだよ。
手にくっつきすぎてまとまらない場合は、多少粉を増やして対応する必要があるし、逆に手に全然くっつかないような時は、少し水が足りないかもね。
また、師のこねた後の生地の写真を見ると、まだ少々コネが足りないような気がするよ。
もう少ししっかりとこねて、滑らかさが出るくらいのほうが良いかもしれないね。
なお、生地の色についてはアターの色に全てがかかるね。茶色いアターなら仕上がりは茶色になる。アターによって若干色が違うみたい。
俺は一度アターを見つけることができず、パン用の全粒粉で作った時があったんだけど、メッチャ茶色くなった。調べたら日本の全粒粉は茶色のものが多いらしいよ。
ちなみに焼きだけど、フライパンで軽く焼いた後、魚焼きグリルに入れて更に焼くというのをオススメするよ。ちょっとだけでもタンドリー的な焼きを狙う方法だ。
うまく生地が作れてたら、フライパンでもグリル内でも、生地に入った空気が膨張して、ブワーって風船みたいに膨らむよ。
まあ、生地モノはテクニックというより、一にも二にも場数だけだ。こねてこねて、伸ばして伸ばして、焼いて焼いてを繰り返しているうちに、自然と美味いチャパティが焼けるようになるよ、師よ。
手にはくっつかなかったが、麺棒の代わりにした棒にくっついたよ。
ちなみに、このこねている画像はまだ途中のものだ。この後もこねたから、こね具合に問題ないと思う。
敗因は麺棒だよ。
やっぱり、手でやるには限界があるかな。
チャパティに厚みがあると、焼きすぎて堅くなってしまうようだよ。
しかし、グリルか。
それはいいアイデアだ。
うちはパンをオーブンで焼くから、オーブンもいいね。
早速試してみるよ。
こないだ、師が作ってくれたカレーの酸っぱ加減が美味しくて。今回、タマリンドを入れようと思っていたら、すっかり忘れてしまって。
やっぱり、カレーとチャパティは場数だね。
でも、手につかないというのはちょっと水少なかったんじゃないかなと思う。俺が使ってるレシピだと、驚くほど手にくっついて面倒なことになるから。
まあ、レシピで水量も違うからねえ。どれが正解かは、分からないからねえ。
ちなみに、綿棒は100均でも売ってる。買っとけば餃子の皮も自作できるし、ピザ生地も自作できるからいいよ。それに自作の方が明らかに美味いし、修行にもちょうどいいしねえ。
なお、打ち粉はケチるなよ、師よ。(笑)
シャンカールさんのレシピ通りだったけれどね。ただ、結果的に堅かったのは、水が少なかったかも。
麺棒買ってくるか。
チャパティ、頑張ってマスターするよ。