N刊自、H部さんが好きな日本酒が飲める店をボクは秘かに検索していた。
そこで、ヒットしたのが「折原商店」。立ち飲みである。
「魚三酒場」を出て2軒目。ボクらは「折原商店」へと向かった。
この店をどう表現していいか分からない。
小売り酒屋ではなく、一見すると角打ちではない。立ち飲みといっても、飲食店という風情ではなく、やはり小売店ぽく見える。
店内に入ると業務用の冷蔵庫がデーンと備えられており、色とりどりの美しいラベルの日本酒が所狭しと置いてある。
いや、巨大な冷蔵庫だけでなく、棚にも所狭しと酒瓶を置く。そうかと思えば、店の一角には駄菓子のコーナーがあり、実際に駄菓子も売っている。
この店を立ち飲み屋にカテゴリすると、ちょっと違う。もちろんバーでもない。
これまでにない立ち飲み屋といえる。
パフォーマーでいえば、「明和電機」。とにかく得体のしれない店とだけ表記しておこう。
近年、このような店が少しずつ増えている。例えば、新橋の駅前ビルにある「庫裏」も日本酒の蔵元が起こしたニューウェーブ的な立ち飲みだ。
第二次ブームを迎えた立ち飲みは、今また独自の進化を遂げつつある。これを立ち飲み3rdウェーブと呼ぶことにする。
さて、何を飲もうか。冷蔵庫の前で、ボクは立ち尽くしてしまった。酒がたくさんありすぎて分からない。
あぁ。ため息が出そうなくらいに感じるその既視感。
確か、浜松町の「名酒センター」でも同じようなことがあったっけ。あの店は選んだ酒の瓶をレジまで持っていった。もしやと思って、お店の人に聞いてみると、やはり瓶を持ってフロントに行くとのこと。
よし、勇気を出して「獺祭」を持って行こう。
「えぇい、ままよ」。
こんな機会しか「獺祭」も飲めないだろう。そんな祈りを込めながら。
フロントでは、まずグラスの大きさを尋ねられる。
大か小か。
前者が110ml。後者が50ml。
ちょびちょび飲めるところがいい。
手作りのあてもある。
おでん。ポテトサラダ。
いかの塩辛。
酒に合うあてが盛りだくさん。
おでんの大根とちくわぶ。そして塩辛。
もう、これで十分。
酒とつまみを持って店頭のテーブルにつく。
まずはグラスを一口。
うまい。
さすが獺祭。
門仲の闇は深い。
門前町独特の空気がある。とりわけ、富岡八幡宮の近辺はパワースポットのせいか、ピンと張りつめた空気がある。
遠くで犬の鳴き声がする。
風に吹かれながら、ボクらは静かに酒を飲む。
贅沢だな。
H部さんは呟いた。
ボクもそう思う。
なにげなしに店の張り紙を見た。
「ベーゴマ大会開催」の告知。
へぇ、今どき、そんなのどこでやるのかね。
そんなことを言いながら、張り紙を見ていたら、どうやら開催場所は、この店らしい。
一体、何屋さんなんだ、この店。
そう思うところが、もう店の思うツボなんだろうな。
ちなみに画像は撮り忘れ。
果たして第三段はあるのでしょうか?w
久々の門仲です。
残念ながら、この日は友人らと一緒で、自由に行動できず、これにておしまいです。
門仲は探検はしたいです。
ひざげりさんとばったり!みたいな夢を描いています。
「づめかん」や「日本再生酒場」(まだあるのかな?)など訪問したことのない立ち飲みにも行きたいです。
日本再生酒場はまだあります。
立ち飲みだと、他には元京樽の凪まる、東京メトロのCMで石原さとみが行った、もつよし。うどんもある、おか田などが有ります。
しかし、自分は長っちりタイプなんで立飲みは基本、行かないのですよ。
当時は「日本再生酒場」と「和」(閉店)だけだったと記憶していますが。
「づめかん」は家賃のコストと合わなかったのかな?
機会があったら、また門仲をやり直さなければ。
ボクは酒があまり強くないので、サッと帰れるところでないとダメなんです。
貴重な情報、ありがとうございます。
あと、ますらおと言う大箱の立ち飲みも人気です。
づめかんは恐らく同じ人が経営している
http://tabelog.com/tokyo/A1313/A131303/13190103/
になりました。
門仲だけで立ち飲みラリー、出来ますね。
瓶ビールは客が自ら冷蔵庫から出すというルールの店。
あの店は今、居抜きで立ち飲みなんですか。
それは貴重な情報です。
しかし、門仲、ちょっと目を離したすきに立ち飲みが増えましたね。
立ち飲みラリー東西線編、門仲はやりなおしします。
ありがとうございます。