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居酒屋さすらい 1002 - パワースポットの進化系角打ち - 「酒処 折原商店」(江東区富岡)

2016-04-24 14:26:31 | 居酒屋さすらい ◆立ち飲み屋

N刊自、H部さんが好きな日本酒が飲める店をボクは秘かに検索していた。

そこで、ヒットしたのが「折原商店」。立ち飲みである。

 

「魚三酒場」を出て2軒目。ボクらは「折原商店」へと向かった。

この店をどう表現していいか分からない。

小売り酒屋ではなく、一見すると角打ちではない。立ち飲みといっても、飲食店という風情ではなく、やはり小売店ぽく見える。

店内に入ると業務用の冷蔵庫がデーンと備えられており、色とりどりの美しいラベルの日本酒が所狭しと置いてある。

いや、巨大な冷蔵庫だけでなく、棚にも所狭しと酒瓶を置く。そうかと思えば、店の一角には駄菓子のコーナーがあり、実際に駄菓子も売っている。

 

この店を立ち飲み屋にカテゴリすると、ちょっと違う。もちろんバーでもない。

これまでにない立ち飲み屋といえる。

パフォーマーでいえば、「明和電機」。とにかく得体のしれない店とだけ表記しておこう。

 

近年、このような店が少しずつ増えている。例えば、新橋の駅前ビルにある「庫裏」も日本酒の蔵元が起こしたニューウェーブ的な立ち飲みだ。

第二次ブームを迎えた立ち飲みは、今また独自の進化を遂げつつある。これを立ち飲み3rdウェーブと呼ぶことにする。

 

さて、何を飲もうか。冷蔵庫の前で、ボクは立ち尽くしてしまった。酒がたくさんありすぎて分からない。

あぁ。ため息が出そうなくらいに感じるその既視感。

確か、浜松町の「名酒センター」でも同じようなことがあったっけ。あの店は選んだ酒の瓶をレジまで持っていった。もしやと思って、お店の人に聞いてみると、やはり瓶を持ってフロントに行くとのこと。

よし、勇気を出して「獺祭」を持って行こう。

「えぇい、ままよ」。

こんな機会しか「獺祭」も飲めないだろう。そんな祈りを込めながら。

 

フロントでは、まずグラスの大きさを尋ねられる。

大か小か。

前者が110ml。後者が50ml。

ちょびちょび飲めるところがいい。

 

手作りのあてもある。

おでん。ポテトサラダ。

いかの塩辛。

 

酒に合うあてが盛りだくさん。

おでんの大根とちくわぶ。そして塩辛。

もう、これで十分。

 

酒とつまみを持って店頭のテーブルにつく。

まずはグラスを一口。

うまい。

さすが獺祭。

 

門仲の闇は深い。

門前町独特の空気がある。とりわけ、富岡八幡宮の近辺はパワースポットのせいか、ピンと張りつめた空気がある。

遠くで犬の鳴き声がする。

風に吹かれながら、ボクらは静かに酒を飲む。

 

贅沢だな。

H部さんは呟いた。

ボクもそう思う。

 

なにげなしに店の張り紙を見た。

「ベーゴマ大会開催」の告知。

へぇ、今どき、そんなのどこでやるのかね。

そんなことを言いながら、張り紙を見ていたら、どうやら開催場所は、この店らしい。

 

一体、何屋さんなんだ、この店。

そう思うところが、もう店の思うツボなんだろうな。

 

ちなみに画像は撮り忘れ。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ひざげり)
2016-04-25 07:27:41
門仲シリーズですね。
果たして第三段はあるのでしょうか?w
返信する
Unknown (熊猫)
2016-04-25 08:53:56
おはようございます。
久々の門仲です。
残念ながら、この日は友人らと一緒で、自由に行動できず、これにておしまいです。

門仲は探検はしたいです。
ひざげりさんとばったり!みたいな夢を描いています。

「づめかん」や「日本再生酒場」(まだあるのかな?)など訪問したことのない立ち飲みにも行きたいです。
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Unknown (ひざげり)
2016-04-26 07:35:50
づめかんは無くなりました。
日本再生酒場はまだあります。
立ち飲みだと、他には元京樽の凪まる、東京メトロのCMで石原さとみが行った、もつよし。うどんもある、おか田などが有ります。
しかし、自分は長っちりタイプなんで立飲みは基本、行かないのですよ。


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Unknown (熊猫)
2016-04-26 08:59:53
立ち飲みラリー東西線編で門仲を過ぎて、はや8年。そんなに立ち飲み屋が今、乱立しているのですね。

当時は「日本再生酒場」と「和」(閉店)だけだったと記憶していますが。

「づめかん」は家賃のコストと合わなかったのかな?

機会があったら、また門仲をやり直さなければ。

ボクは酒があまり強くないので、サッと帰れるところでないとダメなんです。

貴重な情報、ありがとうございます。
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Unknown (ひざげり)
2016-04-27 07:21:16
あー、和一、ありましたね。そこは今は同じく立ち飲み店の太陽になっています。

あと、ますらおと言う大箱の立ち飲みも人気です。

づめかんは恐らく同じ人が経営している
http://tabelog.com/tokyo/A1313/A131303/13190103/
になりました。

門仲だけで立ち飲みラリー、出来ますね。

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Unknown (熊猫)
2016-04-27 09:11:12
そうそう、「和一」でした。
瓶ビールは客が自ら冷蔵庫から出すというルールの店。
あの店は今、居抜きで立ち飲みなんですか。
それは貴重な情報です。

しかし、門仲、ちょっと目を離したすきに立ち飲みが増えましたね。

立ち飲みラリー東西線編、門仲はやりなおしします。

ありがとうございます。
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