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カレーさすらひ 145 - 絶対君主制 - 「カレーの王様 後楽園店」(文京区春日)の「フォンドボーカレー」

2022-07-16 23:06:24 | カレーさすらい

蔵前で打ち合わせして、昼飯をどうしようかなと怪鳥に連絡したら、「そろそろ『太白楼』が開く時間だよ」と教えてくれた。年に数回しかない、貴重な蔵前。これは行かない手はないだろう。昼だけの営業となり、その貴重度は上がっている。行かねばと思う一方、急いで帰って送信しなければならない案件もあった。ご飯食べる時間くらいいいだろうと思う一方、早く帰らねばと焦る。結局、「太白楼」はやめて、帰宅することにした。ところが、春日で乗り換える際に気が変わった。

「せっかく、外に出てきたんだから」。

大江戸線から、外に出て、メトロのビルを散策した。ラクーアの方に行けば、もっと飲食店もあるだろうが、ここは選択肢は多くない。

消去法で決めたのが、「カレーの王様」だった。そういえば、久しくカレーを食べていない。フリーランスになってからというもの、お昼は大抵、家でかみさんの作ったお弁当をいただく。

さて、店頭の券売機で、直感的に押したボタンは、「フォンドボーカレー」。

カレーソースにフォンドボーを使っているのか。

チケットをカウンターに出すものの、店員さんはテイクアウトのお客さんに時間をとられている。お昼の時間なのに、ワンオペのようだ。絶対君主制を敷く国の王様って、大抵独りだもんな、とまずは納得。しかし、それだけではなかった。詳しくは、書かないが。

先日の田町駅近くのカレー屋さん、「伊豆美」もどちらかといえば、不愉快だった。ワンオペの店員さんは大変だと思うし、ましてやお昼どきは忙しくて、イライラもするだろう。気持ちは分からないでもない。

すると、自分は市民か、或いは下僕か。

アキバに「カレーの市民 アルバ」というお店がある。2回ほど行ったが、さすがアキバの激戦区で揉まれているだけあって、カレーも雰囲気も良かった。さながら、「アルバ」は立憲君主制だ。

そんな気分でいただいたカレーに、さしたる感動はなかった。これならば、蔵前で、うまい炒飯をいただいておけば良かったかと後悔した。カレーにスパイス感はなく、その名の通り、カレーソースは欧風だった。そういえば、フォンドボーの国も絶対君主制だったっけ。

ただし、その後に入ってきた年配の女性2人組への対応は違った。言葉も物腰もとにかく優しいのだ。何故にこんなに違う? という感じで。

これを見て、自分の判断は気のせいかなとも思ったが、食べ終わって、お店を出る時も、やはり何の声がけもなかった。

さて、家に戻るかと思って気がついた。あぁ、やっぱり自分はここでは市民だったのだ。税金を払って、カレーをいただく。それか重税なのかは分からないけど。少なくとも、カレーが王様ではなかったし、客も王侯気分にはなれなかった。

さぁ、南北線に乗って、王子に戻ろうか。

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2 コメント

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Unknown (怪鳥)
2022-07-21 11:16:03
いくら急ぎでも昼ごはんくらい食べる余裕を持った方が意外と良い方向にものごとが進む気がする~。
まあ、つい自分もやっちゃうけどね!
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Unknown (熊猫)
2022-07-21 12:44:30
最近、強くそう思ってます。

どんなに忙しくても、ご飯はしっかりしないとね。
その瞬間を生きる!
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