![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/75/a6badb017a132feec8d915e0e9fa8e1a.jpg)
蔵前で仕事終了。
時刻は15時半。さて、浅草に繰り出すか。未だ未方の立ち飲みは、「浅草スタンド」だが、17時開店。まだまだ時間がある。ならばと、ちょっと浅草を散策。新しく立ち飲みが出来ていないか、探してみる。だが、1時間ほど歩いたら疲れてしまった。そこで、スマホ検索すると、知らない立ち飲み屋がヒットした。まだ知らぬ立ち飲み屋が世の中にはいっぱいあるのだなと感動する。とりあえず、その中から一番近い立ち飲み屋に行くことにした。お店の名前は「洒落者」。果たして、どんなお店か。
雷門通りを田原町の方へ。途中、細い小路に入ると、お店があった。その小路には鶯谷の「鳥椿」もあって、なんだか賑やかそう。
「洒落者」は落ち着いた雰囲気の立ち飲み屋だった。
ちょっと暗がりの店内で、名前の通りシャレオツ系。ろくでなし系向けではない、大人の立ち飲みという感じだ。店内はまだ客がおらず、L字の短い編にポジションした。メニューを眺めて、ちょっと後悔。ホッピーはないし、酎ハイもなし。飲みもののメインは日本酒である。やっぱろくでなし系向けではない。
ならばもう最初から日本酒に走るしかない。しかし、日本酒ってよく分からないし、とりあえず、知ってる銘柄からいってみようか。
「作''」をオーダー。
お酒は一合と五勺が選べるらしい。「作"」は五勺、500円。いい値段だ。
お店の人が多弁に話しかけてくる。シャレオツ系だから、てっきり静かな店を志向しているのかと思いきや、そうではなかった。ただ、話題の中で好感が持てたのは、彼らは様々な立ち飲みを巡って、勉強しているらしい。とりわけ大阪の立ち飲みの話題は興味深かった。最近、立ち飲みも細分化してきて、何でもありの様相を呈している。その大阪の立ち飲み情報は、ラムを食べさせる店だった。ただし、どうも彼らの目指す方向はろくでなし系を相手にしない、シャレオツ系のようではある。でも、それは正解だと思う。客単価が違うし、店は荒れないし。ただ、この「洒落者」は毎日来られる店ではない。
さて、おつまみはどうしようか。つまみメニューを眺める。一品一品は創作もの要素が強く、どれも興味深かった。品数も豊富でこれはまた楽しい。いずれも日本酒のあてといった風情だ。酒に合うのは、まずは魚だなと、「千葉県産 スズキ刺し」(450円)からスタート。
そうこうするうちに、この界隈のお店が話題になった。「鳥椿」のチンチロリンから、その隣にある「たくちゃん」へ。その「たくちゃん」は台東の「ま〜ちゃん」から独立した人が経営しているらしい。へぇ。今度行ってみようかな。
「作"」を飲み干し、次は「飛良泉」を一合(800円)で。知ってる銘柄で無難に攻める。値段はそこそこするが、酒もおつまみもうまい。おしゃべりは煩わしくもないが、情報交換としては有益だった。
さて、次のおつまみを検討するが、本当にどれも全部おいしそうだ。恐らく外れはないだろう。ただ、その分コストは高いので、熟考する必要はある。何品もぽんぽんとは頼めないのだ。
考え抜いた結果、「あん肝」の創作料理をオーダー。
料理名と値段は失念。うわぁ、痛風街道一直線の禁断のつまみだ。ただし、プリン体いっぱいのそのおつまみは断然おいしかった。リスクは高ければ高いほど、リターンも大きい。
3杯目のお酒は「田酒」。店員さん一推しの酒である。
やがて、17時を回り、ぽつほつとお客が来店してきた。そのうちの一人が常連さんのようで、多弁な店員は、そっちの方におしゃべりの舞台を移していった。急に乗り換えられた様な気がして、ちょっと寂しい気持ちになった。この店員さんも露骨だなと思う。
さて、そろそろ潮時かなとお会計すると、3,000円を超えた。多分、一人飲みの立ち飲みで3,000円超えははじめてかも。ただ、値段はさておき、料理は抜群においしかった。再訪の可能性は微妙だが、心に刺さる立ち飲みだったことは間違いない。
高級な立ち飲みなんだね~。椅子があっても良さそうだ。
怪鳥の指摘の通り、立ち飲みの必然性はないかなと思う。その方が客単価も増えそうだけど、お店のスペースの問題かな。
そうか、狭いんだね~。
地元の飲食店関係の方々が2軒ともよく来ているとお聞きしています。
ここはまだ蔵前エリアなのかな。
蔵前、浅草はいいねー。
今年、もう一回、蔵前に行く予定。