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居酒屋さすらい 0697 - 丸の内駅舎とハイボール - 「築地銀だこハイボール酒場 」(中央区八重洲)

2013-11-22 19:27:02 | 居酒屋さすらい ◆立ち飲み屋
長い間、工事中だった丸の内駅舎がベールを脱いだ。復元工事が終わり、ようやく開業が近づいてきたらしい。ボクは某企業での最後の仕事を終え、最後の納品をした。
1年前、丸の内駅舎はまだ工事中だった。ボクらが一緒にいた時間、東京駅はその姿を見せてくれなかった。そして、今。
モノクロームの東京駅は鮮やかな赤茶色を浮かび上がらせた。そして、長年取り組んだ丸の内の会社の仕事も丸の内駅舎の開業とともに終わりを告げたのだった。
何もかもが終わろうとしていたのだった。

ドーム型の駅を通り過ぎて八重洲口へと出た。
ビールを飲もうと思った。
最後の納品を終えた記念の日として。

「銀だこハイボールの店」を見つけた。
18時までのハッピーアワーは「角ハイボール」が200円らしい。
たこ焼きとハイボールの組み合わせ、悪くない。

店に入ってみた。
「銀だこハイボール酒場」は以前、経堂の店に入ってみたが、ひどく狭かった。でも、この店は20坪くらいありそうだ。
そして、ここはオールスタンディングの店である。

「角ハイボール」(200円)と「たこ入りチョリソ」(550円)そしてプレーンの「たこ焼き4個入り」をオーダーした。
赤いTシャツの背番号が25のお姉さんに。

「ハイボール」がとても爽やかで、清々しい。
何故、たこ焼きにハイボールが合うのか。それは甘辛の濃厚ソースを爽やかな炭酸が洗い流してくれるからだろう。だが、炭酸なら何でもいいというわけではない。例えば、チューハイではこうもいかないだろう。ウィスキーのやや甘みあるハイボールにこそ意味があると思うのだ。

ともあれ、この絶妙なベストマッチにボクは我を忘れた。
最後の納品のことも、丸の内駅舎の切ない気持ちも、どこかに飛んでいってしまえばいいと思った。
そんなに簡単なことじゃないけれど。
忘れることなんてできやしないけれど。

丸の内駅舎が生まれ変わったように。
ハイボールの炭酸が洗い流してくれるように。
いつか駅舎を振り返るとき、笑顔になれるかなって、そう思うんだ。
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