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お風呂さすらい76 「松の湯」(青森市大字浅虫字内野)

2017-02-19 16:10:26 | お風呂さすらい

「温泉たまご場」と「椿館」の間にある公衆浴場、「松の湯」。表通りから見ると、もう閉店した施設のような趣だった。

だが、宿泊して朝の散歩をした際、表通りの裏道を歩くと、その公衆浴場はしっかり営業していた。

「これは行かねば」。

朝風呂はさっき、「椿館」で済ませてしまったが、もう1度朝風呂に入るべく、ボクは「松の湯」の暖簾をくぐった。

しかし、椿から松に行くといくのも面白い。

「椿の湯」は椿の根元から源泉が湧いて出てきたというが、「松の湯」は松の根元から源泉が湧いているのだろうか。それとも、公の風呂だから、木編に公なのか。

入湯料は350円。

建物はまだ新しく、とても清潔だ。

入口奥に番台があり、おじさんが座っている。

 

向かって右側が男湯。鮮やかな青の暖簾がやたらと大きい。正面が家族風呂。真っ赤な暖簾が美しい。

 

暖簾をくぐり、浴場へ。

浴槽はひとつ。それもこじんまりとした小さな浴槽。浴槽の窓からは小さな庭が見える。すでに陽がだいぶ高くなってしまったせいか、あまり風情はないが、客は他になく、ボクはゆったりと風呂に浸かった。お湯は透明に済んでおり、美しい。ほぼ無臭だが、ぬるぬる感は強い。隣にある「温泉たまご場」と同じ源泉なのだろうか。

源泉かけ流しの公衆浴場。湯量が豊富なのだろう。新築にした際、循環ろ過装置を設けなかった選択は素晴らしい。

湯温はやや熱く43℃。

先述したが、すでにボクは朝風呂に入っていたため、湯あたりしないよう、15分程度であがった。

客が自分だっただけにちょっと残念。もう少し、ゆっくりしていたかった。

 

でも、田舎の公衆浴場はどこも素晴らしい。

これだから、田舎は贅沢なんだよなぁ。

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