数年前まで立ち飲み不毛の街だったのに、東十条銀座にまた新たな立ち飲みが誕生した。これで3軒目(「ひらお」は転び気味だから、実質2軒かも)。
お店の名前は「goodgood(ぐぅぐぅ)」。立ち飲みメインではなく、どちらかといえばお惣菜、お弁当販売が主体で、イートインな趣。
異変を感じたのは9月下旬のこと。これまでたこ焼きとハイボールの店だった空き店舗が改装をし始めた。何か店ができるなと思った。
この店舗、不思議な運命を辿った店だった。
先述したように、この店舗は以前たこ焼きとハイボールの店で、お客さんもそこそこ入っていた。夜が更けても常連さんが飲んでいて、人気店だったと記憶している。それが突如ある日、店が閉まり、新たな看板に変わった。たこ焼きハイボールの時は赤い看板だったが、突然紺色にかけかわり、「富士」という屋号が記された。ところが、その新たな店は開店することがなかった。いろいろ揉めたんだと思う。そのままお店はしばらく放置された。
今回、お店が改装され新たな店舗がオープンするとわかった時、自分が行きつけの美容院から聞いた話しではお惣菜のお店とが出来るらしいと聞いた。ところが、開店初日の夜にたまたま店の前を通ったら、カウンターにずらりと人が並び、人々は何かを飲んで食べていた。
単なるお惣菜屋さんではなかったか。その時は少しショックを受けた。一瞬店に入ろうかとも思った。けれど自分は赤羽で飲食し、お腹がいっぱいだったし、そもそも、「goodgood」の店内は満員だった。その日は諦めて家路に着いた。
そしてその2日後、「goodgood」に訪問したのだった。
全く勝手が分からず、カウンターに立ちメニューを眺めた。飲み物の種類が少なく、お料理はイタリア、フランスのバルという感じである。ということは、お惣菜もそういうメニューなのだろう。
飲み物らビールにクラフトビールのボトル、洋酒のハイボールにワインである。一方、お料理は生ハム、キッシュ、チーズなど。一軒目に来るお店ではなさそうだ。とりあえず、様子を見て、ヱビスの生ビール(600円)をオーダー。
お店のお兄さんも見慣れないおっさんの来客に戸惑っていた感じ。自分の右隣は女性でお兄さんとはもうよく知った仲のようである。
新規店なのに知り合いが来るというのはかつて働いていた店のお客さんなのだろう。お兄さんはこれまで世田谷でお店を営っていて、新業態を立ち上げるべく東十条に新天地を求めたという。
さて、おつまみは「ポテトフライ トスカーナ風」をオーダー。
フライドポテトに揚げたディル(多分)と粗塩をまぶした一品。もちろん揚げたて。
ハフハフしていただいたが、これはうまい。ビールのお供に最適なおつまみだが、残念ながらビールを飲み干してしまった。ならばと、ワインをいただくのだが、正直よく分からないのでお兄さんに見たててもらい、赤をいただく。グラスワインご一杯800円。いつも500円の「アラパカ」を飲んでる身としてはちと高い。
おつまみに「キッシュ」をいただきたかったが、売り切れとのこと。それは次回の宿題ということに。メニューの流れから推察すると、イタリアンキッシュかも。
おつまみのラインナップは申し分なし。問題は何を飲むかだ。
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