マイペース男、Mリーと浦和の「弁慶」の前で待ち合わせをした。このお店、Mリー一推し。最近のMリーはいい酒場を見つけてくる。
その「弁慶」の佇まいがなかなかいい。馬鹿でかい赤提灯とこぢんまりとした母屋は古い酒場然とした落ち着いた趣がある。これだけでもうワクワクしてくる。
人気の酒場らしい。予約が必要で、Mリーが予約を入れてくれた。
やがて、Mリーと合流し、店内に入った。
思った通りの店内。古いけど清潔感があって、温かみのある優しい雰囲気。
我々はカウンターに案内された。自分の左隣は20代と思しき若い女性2人組みである。若い女性が入るとは思えない酒場だが、それを見て人気なんだと理解した。我々の着席で、店は満席になった。
さて、何を飲もうか。メニューを眺めて「生ホッピー」(540円)を見つけて、またワクワクしてきた。なかなか最近、「生ホッピー」に出会ってなかったから。
メニューは串焼き中心だが、鶏ばかりでなく魚や牛、馬刺しなど豊富なメニューが揃う。
Mリーが串焼きをばんばん頼み、次々出てきた。
興味深いのは串の一番下にねぎが刺されていること。鶏の形がよく焼きもいい。熱いうちにいただくと、鶏は柔らかく、そして香ばしい。下処理を丁寧にしていることがうかがえる。端正な串焼きである。
「生ホッピー」をおかわり。
目の前のお兄さんにそう告げると、にこにこして「生ホッピー」の準備をしてくれる。人気店なのにちっとも偉ぶらない。それも人気の秘訣かも。
刺ものも新鮮そのもの。「浦和弁慶3種盛り」(850円)はマグロかま、コブクロ、ガツの3種類。最高にうまいし、弾力のある噛みごたえがたまらない。
人はいいし、酒も良く、仕入れもいい。
「生ホッピー」から「チューハイ」(370円)にスイッチ。やはり厨房のお兄さんがにこにこと対応してくれる。
この「チューハイ」の水準でお店のリーズナブル感が充分分かるというもの。料理も充実していて素晴らしい。
2024年のアワードは「源氏」一択かと思いきや、そこに「弁慶」が現れた。義経とは離れられないさだめなのか。
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