さいたま市に転勤してきた従兄弟の引っ越しが終わり、一段落したところで、酒を飲むことに。今回は舞台を埼玉に移して、お店を探した。北浦和なら、「丸新」、大宮なら、「いづみ屋第二支店」かなと従兄弟に提案すると、彼は前者を選んだ。何故かは分からない。
北浦和駅にて集合し、お店に。まさか、「丸新」の再訪がこんなに早く実現するとは思っていなかった。このお店はもう一度行かなければ、その真価が分からないと、そう思っていた。問題は席が確保できるのかだが、店に着くとテーブル席は空いていた。ホッと胸を撫で下ろす。
席について、まずは「生ビール」から。
そして「煮込み」。やっぱり、自分はこうした大衆酒場の煮込みの方が断然好きだ。白味噌仕立ての優しい足。
焼き物はカシラ、レバーを2本ずつタレで。埼玉県内の串焼き屋にはデフォルトで味噌がついているケースが多い。やはり東松山由来からだろうか。
タレはサラサラ系のしっとり。主張はなく、あくまで脇役に徹するタレは好みが分かれるところ。
一通り注文すると、お店のお兄さんは2回めのオーダーについて、時間がかかると留意点を言う。この口上は一回目来た時も同様だったが、何故こういうシステムにしたのか、はじめは分からなかった。けれど、今回注意深く観察していると、このルールはカウンターのお客さんには言っていないことに気付く。カウンター客重視の現れなのだろう。確かに、お店のおばちゃんのオペレーションは素早い訳ではなく、全てのニーズには応えられない。そこで、どうすればいいか。テーブル席の回転を高め、オーダーをカウンター主体にする方法を採ったのではと検証した。穿ちすぎだろうか。そのカウンターは見事に満席だ。
2杯目からは「酎ハイ」(500円)をいただく。
一杯500円はちと高いかなとも思うが仕方ない。
従兄弟は大宮の一つ先、宮原に引っ越しをしたらしい。京浜東北線内は家賃が高いらしいが、そのエリアを外れると急激に安くなるという。宮原には一度だけ下車したことがあるが、大宮に隣接しているのに、田舎度は高い。
「丸新」のオペレーションを見ていると、東十条の「新潟屋」に似ていると感じる。オーダーのタイミング、オーダーが供される時間などなど。もう少し、お客側に自由度があれば、店内にリズムが生まれるような気もする。
「丸新」のもつ焼きは確かにうまいが、「鳥勝」、「宗屋」に比べるとあらゆる意味において迫力がない。だから、期待値とは裏腹に、こんなもんかなに留まってしまう。
さて、これにてお会計。2人で4,400円。
そして次の店へ。
このお店、次回はソロカウンターに挑戦してみたい。もしかしたら、全く違う景色が見えるのかもしれない。
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